日時:11月3日
場所:テアトル新宿
登壇者:杉咲花、國村隼、太賀、川口覚、池脇千鶴、前田旺志郎、山田キヌヲ、早川千絵監督、木下雄介監督、、津野愛監督、藤村明世監督、石川慶監督
『十年 Ten Years Japan』が11月3日(土)に初日を迎えた。本作は、香港で社会現象となったオムニバス映画『十年 TEN YEARS』(2015年製作、日本公開2017年)を基に、日本、タイ、台湾それぞれで、自国の現在・未来への多様な問題意識を出発点に、各国約5名の新鋭映像作家が独自の目線で10年後の社会、人間を描国際共同プロジェクト「十年 Ten Years International Project 」の日本版。日本版の総合監修を、是枝裕和監督が務めている。テアトル新宿にて、初日舞台挨拶が開催された。
満員の観客の中、本作を監督した5人。そして、各キャストが大きな声援の中登壇し、十年後の日本を描いた本作にちなみ、「10年後の自分」について、それぞれが思いを語った。
杉咲花「十年後は31歳なんですけど、おいしいご飯をささっと作れるかっこいい大人になりたいです。」
國村隼「十年後と聞かれると何をしているかというよりも、果たして生きているかな?というほうがちょっと思い当たるのですが、もし生きてれば多分、今と同じことをしていると思います(笑)。」
太賀「肝の据わった大人になれたらいいなと思います。今回出会えた石川慶監督のような、素晴らしい監督さんたちと素敵な仲間と素敵な作品を作れる。そんな俳優になれたらいいなと思います。」
川口覚「十年という期間は想像できないほど遠い未来でもなくすぐ簡単に想像できるほど近い未来でもないと思っています。十年後は、今この瞬間から地続きのような感覚のようにも思います。僕はその有限の中で無限を思い続けていられるような人生を送っていければいいなと。そして昔に戻りたいなんて言わないような人間になれたらいいなと思います。」
池脇千鶴「十年前と今と変わっているようで変わっていない。自分の思う十年後なんて全く分からないというか。このままこうやっていい作品にめぐまれて俳優をやっていけたらと思います。」
前田旺志郎「僕は高校三年生なので、受験に向けて社会問題や、どうやって自分が社会貢献していくのかなとか将来に向けて考える機会があったのですが、AI化とかが進んでも人が表現して届けられる物というのは変わらないと思うので、十年後も芝居を通してみなさんに伝えていける物を作っていけたらと考えています。」
山田キヌヲ「テアトル新宿さんが、十年後もこのくらい毎日たくさんのお客さんに囲まれるような、そんな映画(を作る)人生を、微力ながら歩んでいきたいと思っております。」
『十年 Ten Years Japan』是枝裕和(総合監修)動画メッセージ
https://youtu.be/DE5sflYMvo4