『エヴァンゲリヲン新劇場版』及び『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は2007年に劇場公開された『エヴァンゲリヲン新劇場版:序』から始まった映画シリーズ。2009年には、2作目『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』が、2012年には3作目の『エヴァンゲリヲン新劇場版:Q』が劇場公開された。
そして今回第4作目となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の特報及び公開年を発表した。特報は7月20日(金)より8月31日(金)までの予定で、全国の映画館(一部劇場を除く)で上映される。
また今作は、東宝、東映、カラーの3社が共同で映画配給業務を行うことも発表された。
エヴァがついに完結する。
2007年から『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとして再起動し、『:序』『:破』『:Q』の3作が公開されて大ヒットを記録した。ここ10年間はフィギュアなどアニメグッズだけでなく、エヴァ新幹線や多くのファションブランド、人気ゲームアプリとのコラボや、意外なジャンルでの商品化が続き、話題が途絶えることがなかった。老若男女の観客から幅広く支持され、まさに現代日本を代表するアニメタイトルである。
そして、4作目となる最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の劇場公開が2020年に決定。
人の本質とは何か? 人は何のために生きるのか? エヴァのテーマは、いつの時代にも通じる普遍的な核を持っている。シンジ、レイ、アスカ、マリ、個性にあふれたキャラクターたちが、人造人間エヴァンゲリオンに搭乗し、それぞれの生き方を模索する。人と世界の再生を視野に入れた壮大な世界観と細部まで作り込まれた緻密な設定、デジタル技術を駆使した最新映像が次々と登場し、美しいデザインと色彩、情感あふれる表現が心に刺さる。あらゆる点で、アニメ界屈指のヒットコンテンツなのである。
スピーディーで濃密、一度観たら病みつきになるその語り口は、興行収入80億円超えの大作『シン・ゴジラ』も記憶に新しいヒットメーカー庵野秀明総監督だけが可能とする独特の境地。そのクリエイターがアニメのフィールドで創作の原点に立ち返り、2012年の『エヴァンゲリヲン新劇場版:Q』以後、封印されてきた物語の続きを語る。新たな構想と心境による、圧倒的クオリティーの映像表現。
1995年にTVシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』でアニメファンのみならず、アーティストや学者までを巻き込んで社会現象を起こした初出から、実に25年――その間、常にエポックメイキングであり続けた「エヴァ伝説」の、新たな姿を見届けよう。