『レ・ミゼラブル』の熱唱で世界を泣かせたヒュー・ジャックマンが、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞を受賞した才能溢れる音楽チームとコンビを組んで完成させた、映画史に残るゴージャスでスペクタクルなミュージカル・エンタテイメント『グレイテスト・ショーマン』が2月16日(金)に公開となる。この度、『ラ・ラ・ランド』に引き続き、アカデミー賞とゴールデングローブ賞のW受賞を2年連続で果たすという快挙へ王手をかけているベンジ・パセックとジャスティン・ポールが手掛けた楽曲の一部が公開された。
本作の主人公P.T.バーナムは、19世紀半ばのアメリカでショービジネスの原点を築いた伝説の興行師。妻への一途な愛を糧に夢を追いかけた彼は、差別や偏見の中で立ち尽くしていたエンタテイナーたちにスターになれる場所を提供し、エポックメーキングなショーを創造したことで知られている。そんなバーナムのドラマティックなサクセスストーリーを彩るのは、全9曲のミュージカル・ナンバー。多くのソングライターにサンプルを依頼した結果、ブロードウェイ・ミュージカル『ディア・エヴァン・ハンソン』よりもずっと前、オスカー受賞作の『ラ・ラ・ランド』より何年も前に当時新人だったベンジ・パセックとジャスティン・ポールの作品に本作の製作チームがほれ込んだ。「ベンジとジャスティンは、ロックとポップ、現代のブロードウェイ・サウンドを組み合わせるというめったにない才能を見せた。映画の核心をつき、感情的な高ぶる気持ちと、沈んだ感情をとらえている」と『ドリームガールズ』などでオスカーノミネート経験を持つプロデューサーローレンス・マークは、絶賛する。
「ミュージカル・ナンバーを完成させるにはほぼ3年かかった。歌を削ったし、新しい歌を付け足した」とパセックは苦労を明かす。曲が出来上がり、配役が決定すると、パセックとポールは、ブロードウェイの舞台公演のようなリハーサルを始めた。「キャストは1度に3時間歌い続け、最高のパフォーマンスの中でもベストなものを手にすること、それにスクリーンにあふれるよう見事なエネルギーを伝えることを目標としていた」とパセックの言葉を裏付けるように熱のこもったリハーサルシーンが到着した映像で映し出される。日本の人気漫画「NARUTO -ナルト-」のハリウッド実写映画化でも監督に起用されている期待の新鋭マイケル・グレイシーは「僕がこの映画で最も誇りに感じていることの1つは音楽だ。頭に残る音楽なんだ。もし彼らがやった仕事じゃなかったら、この映画はなかったね」と本作完成には彼らの音楽が必要不可欠であると明かす。
「バーナムは時代の寵児だ。生きた音楽でないとね」とパセックは、バーナムの精神が音楽にも反映されていることを明かす。そしてバーナムを演じたジャックマンはそんなパセックとポールが作り出した音楽について「素晴らしいミュージカルとは、素晴らしい音楽のことだ。登場人物たちが先へ進み、成長していると感じるからこそ、人はそれぞれ曲に感情移入できる。この映画は人生について、もっと楽しい気持ちにさせる上で、完璧な作品だ」と絶賛する。UKアルバム・チャートで5週連続1位を獲得している本作のサウンドトラック。到着した映像だけでもワクワクすること必至だ。
映画『グレイテスト・ショーマン』Greatest Soundtrack
https://youtu.be/YLQLqdO_eYo