日時:2月 5日(月)
場所:ワーナー ブラザース スタジオ
登壇者:クリント・イーストウッド監督、アンソニー・サドラー、スペンサー・ストーン、アレク・スカラトス(以上主演3人)他
87歳で映画界の第一線を走り続ける巨匠クリント・イーストウッド監督最新作。2015年8月21日。554名の乗客を乗せたアムステルダム発パリ行きの高速列車タリス。イスラム過激派の武装した男が、乗客全員の無差別テロを企てるなか、犯人に立ち向かった3人の若者たちを描く映画『15時17分、パリ行き』が、3月1日(木)より、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他全国にて公開となる。US公開を記念して、2月5日(月)(※現地時間)に監督&主要キャスト登壇ワールドプレミアが開催された。
世界のメディアの中心地カリフォルニア州バーバンクにあるワーナーブラザーススタジオにて、本作のワールドプレミアが行われた。主演を務めたアンソニー・サドラ―、スペンサー・ストーン、アレク・スカラトスを含む主要キャストのほかにも、本作の公開をお祝いしにイーストウッド監督の息子で俳優のスコット・イーストウッドや娘でモデルのフランチェスカ・イーストウッドが登場。普段はインタビューにあまり答えないイーストウッド監督の息子スコット・イーストウッドはカメラに気付くと「話はお父さんに聞いて!」とコメント。また、サプライズでイーストウッド監督の大ファンのアーノルド・シュワルツェネッガーも駆け付けた!
一般客を呼ばない厳戒態勢のなか、メディアはフランス、スペインなどヨーロッパ各地からも取材に訪れ、ムービー&スチール約100台が集結、87歳で映画界のトップランナーであり続けるクリント・イーストウッド監督の最新作の注目度が一目でわかるプレミアとなった。
クリント・イーストウッド監督がレッドカーペットに登場すると少年時代を演じた子役3人が喜んで駆け付けて記念撮影。日本のカメラに気付くと「是非、映画を楽しんで観てもらいたいね。これまで色んな場所で映画を作ってきたけど日本を舞台にした作品(『硫黄島からの手紙』)もあるよね。本作はいままでとは違う手法を取っている。今日は嬉しいよ。」と日本のファンへメッセージを送った。また、この映画のどういうところに惹かれて映画化しようと思いましたか?との質問には、「大きな英雄劇で、すべて真実(リアル)だし、信念もあるし、我々が知らない事がたくさんあって是非皆が知るべきだと思ったから。」と答えた。
また、主演の3人は黒のスーツに身を包み、そろってレッドカーペットに登場。レッドカーペットをとても楽しんでいる様子で、日本のカメラにもノリノリで登場。日本へのコメントを求められると一転、真剣な表情で「国とか文化の違いは関係ありません。日本の皆さんも、この映画のインスピレーションを共有してもらえれば嬉しいです。見てくださってどうもありがとう。」(アンソニー・サドラ―)、「映画を見てくださる日本の皆さんどうもありがとうございます。我々は国も背景も様々異なりますが、感じることは同じだと思います。」(スペンサー・ストーン)、「僕の兄弟がいま日本にいるんです。だから映画館で僕みたいな人を見つけたら、彼だと思ってください。(笑)」(アレク・スカラトス)と答えた。そして最後に3人そろって「こんにちは、ジャパン!映画楽しんでくださいね!」とメッセージ送った。
87歳にして、更に新境地を切り開いた監督へジャーナリストから絶賛の声が続出‼
本作は、近年実話の映画化が目立つ87歳の巨匠クリント・イーストウッド監督が、これ以上ない究極のリアリティを追求し、“当事者主演“という大胆な演出で新境地を切り開いた作品。先行上映で鑑賞したジャーナリスト達からは、初演技とは思えない主演3人の圧巻の演技に、「監督の見事な演出に脱帽」「イーストウッドにしか撮れない映画だ!」と敬服の声。その上、前作『ハドソン川の奇跡』では、濃密なストーリーと緊迫感のある展開を無駄のない96分尺で描き切ったことにも称賛が寄せられたが、本作はその記録を更新する監督史上最短の94分尺。飽くなき挑戦を続け皆が圧倒する感動作を作りあげる監督へ、「さすがイーストウッドと唸らされる!」、「想定外で期待以上の傑作!」と絶賛の声が溢れている。