公開3週目にして、なんと映画動員ランキング1位に上り詰めた大ヒット中のR指定ホラー映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』。11月28日時点で興行収入15億円、動員数も100万人を突破するなど、全米で大ヒットしている作品とはいえ日本でヒットしにくいとされているホラー映画の異例の大ヒットに話題騒然となっている。さらに米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で驚異の99%の高評価を記録し低予算ながらも全米1位スタートの大ヒット映画『ゲット・アウト』も少ない公開スクリーン数ながら、日本でも映画ファンのみならず多くの観客が連日劇場に足を運んだ。また、『アナベル 死霊人形の誕生』、『ジグソウ:ソウ・レガシー』など人気ホラーシリーズの最新作も続々と公開され、軒並みヒットを記録している。
これまでは一部の映画ファンによって支えられているという印象のホラー映画だったが、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』は、洋画では難しいとされる高校生など若い客層取り込む事に成功。男女問わず連れだって映画館に行くなど、幅広い年齢層と客層を取り込み、一大ムーブメントを巻き起こしている。
そんなホラー映画ブーム真っ只中の日本洋画市場において、次に公開を控える最恐映画が、日本生まれの世界的大ヒットシリーズの最新作『ザ・リング/リバース』だ。かつて、テレビ画面から這いずり出てくる貞子の姿が全世界に衝撃を与え、ジャパニーズ・ホラーの代名詞として不動の地位を獲得した『リング』シリーズ。その後、数々の続編、リメイクが国内外で制作され、軒並み大ヒットを記録してきた。
そのハリウッドリメイク第三弾となる 『ザ・リング/リバース』は、“呪いのビデオ”を見てしまった主人公がビデオのルーツを辿り、呪いを解き明かすべく奔走するという、原作の骨格をしっかりなぞりつつも、映像をめぐるテクノロジーなど現代的な要素を取り入れ、見事に換骨奪胎を果たしている。その完成度には、原作者である鈴木光司氏も「ハリウッドで作られたリングシリーズ史上、もっとも原作に忠実で、もっとも怖い。驚いた」と絶賛するほど。
ホラー映画旋風が巻き起こる洋画市場に、日本発の世界的傑作シリーズ最新作がいかなる風を吹き込むのか。『ザ・リング/リバース』は2018年1月26日より全国ロードショー。公開が待望される。