日時:10月24日
場所:ギャガ試写室
登壇者:はあちゅう、東紗友美、柳下修平(MC)
エマ・ワトソンの『美女と野獣』に続く主演最新作にして、トム・ハンクス他豪華共演で贈る話題作『ザ・サークル』が11月10日(金)より全国公開となる。本作は全米で2013年に発行され瞬く間に大ベストセラーとなった、ピューリッツァー賞、全米図書賞ノミネート作家デイヴ・エガーズの同名小説を映画化した作品です。世界的にトップシェアを誇る超巨大SNS企業<サークル>。誰もが憧れるこの最先端企業に採用された新入社員のメイ(エマ・ワトソン)はカリスマ経営者ベイリー(トム・ハンクス)の目に留まり、新サービスのモデルに大抜擢され、超小型最新カメラを通して24時間の自身をネット上に公開することに。瞬く間に一千万人を超えるフォロワーを獲得し、アイドル的存在になっていくが…。この度、元祖SNS女王のはあちゅう、映画ソムリエの東紗友美が登壇して、映画を観たまさに今SNS全盛の社会のど真ん中で活躍しているブロガー及びSNSインフルエンサー約30名と、実際に現実社会でSNSを活用している上での炎上の実体験やSNSのこれからについてなどを語るイベントが行われた。
大勢のブロガーが待ち受ける中、はあちゅうと東紗友美が登場。作品の感想を求められると、東は「バランスがいい映画だな、と思いました。SNSを題材に扱った作品だと『白ゆき姫殺人事件』だったり、『ディス/コネクト』のようなSNSは悪いことを描いているものが多かったけど、『ザ・サークル』の中では、SNSの良い側面も書かれていて、バランスがいいな、と思いました。」と語り、はあちゅうは、「リアリティがあると感じました。メイのような、SNSに慣れていない人がSNSを更新していくと逆にはまってしまう。初心者だと『SNSを更新しなきゃ』という、強迫観念の中でSNSを更新したりすると思うんですが、そこにリアリティがあったように感じました。」と、SNSを日常的に使っている2人だからこその感想を披露した。
続いて、SNSを日常的に使っている2人に、劇中でエマ・ワトソン演じるメイがSNSにのめり込んでいくことから、SNSにのめり込んだエピソードを聞くと、東は「私はSNSのおかげで良いことばかりの人生で、特にインスタのおかげで、自分からは行かないようなところに行くこともできました。のめり込んだエピソードだと、Facebookで元彼を調べていたりして、10時間くらい経っていたりしました。(笑)」と、女子なら一度は経験したことがある(!?)エピソードを披露。このエピソードに、はあちゅうは「同級生や元彼を検索することは確かにある。私の場合は逆にSNSやグーグルで検索した時に、出てこない人の方が気になる。そしてSNSで連絡がとれ始めたりすると、その人への興味が薄れたりします。」と自身のエピソードを披露した。また、はあちゅうは「普通の人ののめり込んでいる感じが、私にとっては普通。旅行中も「旅行中なのに携帯をずっと触っている。」と、批判する人もいるけど、それは私にとって普通です。」と、元祖SNS女王らしい持論を展開した。
この映画をどうやって楽しんで欲しいかと聞かれると、はあちゅうは「普段SNSに触れていない人が見ると、SNSって怖いな、と思ってある程度距離を感じる。SNSの中毒具合を測れる作品だな、と思います。ここまでは許容範囲だな、だったり、自分だったらここまではしないな、だったり、自分と照らし合わせることがあるからこそ面白い映画だな、と思います。」と、SNSを使う人にこそ楽しんでもらいたい作品ということをアピールした。
ここで、集まったブロガーに感想を求めると、「SNSにおける群集心理って怖い。」「サークル社内の映像でワクワク感を感じた。希望に溢れた会社だな、と感じた。」などと様々な感想が飛び出した。最後にどんな人に観て欲しいかと聞かれると、はあちゅうは「この作品は最後に問題提起をしていて、最後のシーンについても、それぞれ見た人に考えて欲しい。」と語り、東は「この人とSNSについて話したい!という人がいる人に見て欲しい。あとは国連でもスピーチをしているエマ演じるメイのスピーチの映像を見て、スピーチだったりプレゼンの参考になるので、そこにも注目して欲しい。」と語り、イベントはアットホームな空気に包まれ終了した。