日時: 8月18日(金)
場所:有楽町朝日ホール
登壇者:山田涼介、西田敏行、尾野真千子、村上虹郎、寛 一 郎、門脇麦、林遣都、廣木隆一監督
世界累計 800 万部を突破し、「東野圭吾史上、最も泣ける感動作」と発売より高い支持を受ける小説「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が待望の映画化!一夜を明かすため、悪事を働いた敦也が幼馴染みと一緒に忍び込んだ古い家。そこはかつて店主・浪矢雄治が悩み相談を請け負っていたナミヤ雑貨店だった。廃業したはずの店内に、突然 32 年前からの悩み相談の手紙が舞い込んでくる。時を越え、手紙のやり取りをはじめる敦也たち。次第に雑貨店の秘密と相談者たちと自分たちの共通点が明らかになり…。時間と空間を越えて、繋がりの謎が明らかとなる時、思いもよらない感動と衝撃のラストが待ち受ける――。主演に Hey! Say! JUMP の山田涼介。雑貨店主に西田敏行。共演に、尾野真千子、村上虹郎、寛 一 郎、林遣都、成海璃子、門脇麦、萩原聖人といった豪華俳優陣が顔を揃えました。監督は『余命1ヶ月の花嫁』の廣木隆一。18日(金)、豪華キャスト陣が勢ぞろいした完成披露舞台挨拶イベントが開催された。
MC の掛け声とともにステージの緞帳が開きキャスト陣のシルエットが浮かび上がると、場内からは割れんばかりの完成と拍手が巻き起こった。その後、夕焼け空をバックにキャスト陣が登場しイベントは華やかに幕をあけた。
まず山田から「今日は楽しんでいってください。」と会場の観客に向けて暖かい言葉が送られ、西田からも西田「ご覧いただいて、心を動かしていただけたら嬉しいです。」と観客に向けてメッセージが送られた。完成した作品を見た感想を聞かれた山田と西田は、山田「虹郎と寛 一 郎以外のキャストの皆さんとはほとんど同じシーンはなかったのですが、作品をみるとそれぞれのパートがうまくハーモニーを奏でていて、監督すごいなと思いました。」と群像劇としての本作の仕上がりに自信をのぞかせ、西田「日本映画をけん引する素晴らしい才能が集まった作品です。特に若手の3人(山田、村上、寛 一 郎)とは初共演でしたが、私が昔観た映画の俳優と感性が重なる部分がありました。山田君は『エデンの東』のジェームズ・ディーン、虹郎君は『灰とダイヤモンド』のズビグニエフ・チブルスキー、寛 一郎君は大先輩の三國連太郎さんに重なりました。」と本作に集った若手キャスト陣の魅力を語った。
それを聞いた山田から、山田「以前も西田さんにそう言ってもらえてすごく嬉しかったんですが、映画のパンフレットをみたら、林遣都君がジェームズ・ディーンみたいだと書いてあって。あれ?僕じゃなかったんだっけと思いした。」と突っ込まれると、西田「ジェームズ・ディーンも色々な作品に出てるから、色々なジェームズ・ディーンがいるよ(笑)」と上手くかわし場内は大爆笑に包まれていた。また本作は 9 月 23 日の日本公開を前に、中国、香港、台湾、韓国、シンガポール、マレーシアでの公開が決定。
さらに、釜山国際映画祭への招待が決定したことが発表されると、山田「嬉しいですね。世界のいろんな人に見て頂き、いろんな感想頂けたら嬉しいです。」と喜びを表していた。
本作のキーワードのひとつである「ナヤミ相談」。イベントでは劇中で数々の悩みに答える店主役を演じた西田が、他のキャストの悩みに答えるコーナーを用意。まず最初に山田から「舞台挨拶での緊張をほぐすにはどうすればいいですか?」と相談を受けると、西田「昔から緊張したことがないんですよ。初舞台の時も緊張せず、これが大物の証なんですかね。」と茶目っ気たっぷりに回答。これを聞いた山田は、「僕も大物になれるように頑張ります!」と決意をのぞかせていた。
続いて尾野からの「これからも敏(とし)ちゃんと呼んでもいいですか?」という相談に対しては、西田「嬉しいですね!他の皆も呼んでくれていいんですよ?(笑)」と回答。すると、山田はじめ他のキャストからも順番に「敏(とし)ちゃん」と呼ばれることに!これに西田はそれぞれに「はぁ~い!」と優しく返答していた。
最後に林だけは、「(西田さんみたいな大先輩に)そんなことできません。」と恐縮した様子をみせ、林の謙虚な姿勢に会場は再び笑いに包まれた。最期に山田と西田から、西田「鑑賞し終わった後に、きれいな涙が頬を流れると思います。誰かに薦めたくなる作品だと確信しています」。と本作への自信をのぞかせ、山田「本作は人と人との繋がりを感じ取れる作品ですし、奇蹟は待つのではなく自分の手で手繰り寄せるものなんだと思える作品になっています。」と本作の魅力を語り大盛況のうちにイベントは幕を閉じた。