日 時: 7月15日(土)
場 所: 秩父宮記念市民会館
登壇者: 水瀬いのり、清水博之プロデューサー
心を揺さぶる感動作として大ヒットを記録した、劇場版オリジナルアニメ『心が叫びたがってるんだ。』(通称:“ここさけ”)の実写映画『心が叫びたがってるんだ。』が7月22日(土)より全国公開となる。主演・中島健人、ヒロイン・芳根京子、石井杏奈、寛一郎という今、最も旬な俳優が集結。目の前にいる大切な人に好きと言えない若者たちが素直な気持ちを伝えていく物語。この夏、爽やかな感動が日本中を包み込む、青春共感ラブストーリーだ。7月15日、舞台となった秩父で、原作の劇場版オリジナルアニメ『心が叫びたがってるんだ。』の公式twitterで募集したアニメファンを中心とした観客が、完成した映画を鑑賞した。鑑賞後、ゲストにアニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』で、成瀬順の声優を務め、実写版にも出演した水瀬いのりを迎えトークイベントが実施された。
本作は、原作の舞台でもある秩父でほとんどが撮影され、公開に先立ち、お世話になった秩父で、原作の劇場版オリジナルアニメ『心が叫びたがってるんだ。』の公式twitterで募集したアニメファンを中心とした600名が、完成した映画を鑑賞した。上映終了時には、温かい拍手がおこり、大変満足した様子がうかがえた。トークイベント冒頭、MCからの「作品はいかがでしたか?」という問いかけにも、感動と称賛の大きな拍手で答えた。
その後、ゲストに劇場版オリジナルアニメ『心が叫びたがってるんだ。』で成瀬順の声優を務め、実写版にも出演した水瀬いのりを迎え、トークイベントを開催。水瀬いのりはアニメ映画の大ヒットを振り返り、ファンの方々へのお礼の気持ちを伝えた。さらに、実写映画『心が叫びたがってるんだ。』について、「人間味あふれるドラマが、実写化でよりリアルな青春群像劇として成立したんだなあと。たくさんの人に観ていただけたら嬉しいと心から思います。」と語り、応援を呼びかけた。
また、最後に、TVアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」総集編が7月25日(火)、 8月1日(火)の2週連続でフジテレビで放送されることも発表された。
■2015年9月に、アニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』が公開され、大ヒットとなりましたが、その頃の反響はいかがでしたか?
水瀬:あれからもうすぐ2年になるんだなと驚いています。アニメ映画の主演は初めてだったのですが、全国各地の舞台挨拶へ行かせていただき、みなさんの顔を見てお話しでき、毎日の生活を大きく変えた作品の一つです。
清水:アニメは誠意を込めて作ったので、実写化のお話をいただいたとき、すごく嬉しかったのと同時に、どう作ったらいいのかなと悩みました。アニメ、実写、それぞれ魅力がありますので、両方好きになっていただけたら嬉しく思います。
■お二人は、何度も、ここ、秩父にいらっしゃったと思いますがお二人から見た秩父の印象をお聞かせください。
水瀬:作品にかかわる前は秩父という名前しか知らなかったのですが、何回か訪れて、今は第2のふるさとと言えるくらい愛着があります。「ここさけ」を通じてもっとたくさんの人が来てくれたらいいなと、秩父の一員として願っています。
清水:「あの花」のロケハンで2009年に初めて来ました。私も第2のふるさとですね。
■水瀬さんは、アニメ映画の声優を務められましたが、実は、実写版でも、女子高生役で出演されているんですよね?実写映画に出演されてみていかがでしたか?
水瀬:4人のキャストの方を目の前で見たとき、とても不思議な気持ちになりました。目の前に、芳根さんの順ちゃんがいて。一緒のシーンに出演された方が気さくに話しかけてくれて嬉しかったです。みなさんに紹介いただくまで、「自分は誰だと思われているんだろう?」と不安でしたが、紹介いただくと、みなさんから「あー!!」と言っていただき、アニメをご覧いただいた方たちがたくさんの質問をしてくださり、とても心に残っています。
■芳根さんの印象は?
水瀬:芳根さんが作り上げた順ちゃんの世界観がとてもすてきだと思いました。一緒に写真も撮っていただき、とても優しい方で、オーラがありました。
■アニメ映画と、実写映画の両方に参加されてみて、苦労されたことや、とまどったことなどあったらお聞かせください。
水瀬:実写では、撮影中は、自分が画面のどこにいるのかわからないままテイクを重ねました。出来上がるまでわからないドキドキ感や緊張感がありました。完成した作品を観て、ああいう女子高生いるよね!と思いました。ナチュラルメイクなので、いい感じにイモっぽく、親しみやすい感じで、カメレオン化していました。どこに出ていたかわからない方がいらっしゃったら、それは私が上手かったということかな?
清水:実は私も2か所で出演しています。
水瀬:えー?私より多いじゃないですか!(笑)
■水瀬さんは、完成した実写映画をご覧になっていかがでしたか?
水瀬:自分がかかわったもうひとつの「ここさけ」ですが、アニメの声優と実写への出演の両方という、なかなかない体験ができました。「ここさけ」は人間味あふれるドラマですが、実写でよりリアルな青春群像劇として成立したんだなと。たくさんの人に観ていただけたら嬉しいなと心から思っています。