玉木宏主演映画「悪と仮面のルール」の全キャストの情報が解禁となった。発表となった全キャストは、映画「銀魂」「トモダチゲーム 劇場版FINAL」「斉木楠雄のΨ難」「リバース・エッジ」など話題作が目白押しの吉沢亮。今までのイメージを一新するようなテロリストグループのメンバーとして登場。さらに中村達也、光石研、柄本明らバラエティに富み、かつベテランの役者たちが脇を固める。
海外でも高い評価を得ている原作!
中村文則のサスペンス×愛の物語が映画化決定
日本国内のみならず、アメリカをはじめとした海外でも注目を集める日本人作家・中村文則氏の傑作原作を映画化。2002年のデビュー以来、話題作を発表し続け、2005年の『土の中の子供』で芥川賞を受賞。そしてその評価は国内に止まらず、「The Wall Street Journal」では<年間ベスト10ミステリー>に2012年、2013年と連続で選出され、2014年には、ノワール文学(=犯罪や暴力を主題に据えた小説)への貢献を讃えるアメリカの文学賞「デイヴィッド・グディス賞」を日本人として初めて受賞、世界的にも注目されている日本人作家である。『悪と仮面のルール』は、これらの世界的な評価を決定的なものにした話題作でもある。
これは特殊な環境で育ってしまった男の、究極の愛の物語。
相手を思うからこそ、離れなければならない…歪んだ目的のためだけにつくりだされたことを知り、自身の存在意義を見失っていた主人公は、ひとりの女性と出会うことで、自分の存在意義の可能性を見出す。それは、彼女を守ること。人間の闇、社会の闇が現実を動かす世界の中で、⾮道なシステムに翻弄される主⼈公が見せる、たったひとつの揺るがない思いと、それに突き動かされるように犯す罪。彼の⾏動は間違いなのか? ほかの生き方があったのか? サスペンスと純粋な愛が交差する、一級のエンタテインメント!
主演の玉木は「非常にデリケートで難役」とコメントする通り、悪を秘め、それと戦う主人公の表現と向き合った。原作・中村文則が「現場にお邪魔して、とても面白くなると肌で感じました」と期待を寄せるなど、新たな純文学×エンタテインメントが誕生することは間違いない。
【吉沢亮(伊藤亮祐役)】
テロリストグループ、「JL」のメンバー。玉木宏演じる久喜文宏に近づき、JLのメンバーに引き込もうとする
吉沢亮 コメント
大好きな中村文則さん原作の作品に携われて、とても幸せな時間でした。
役作りで初めて髭を伸ばしたのですが、こんなに生えるのかとビックリしました。
ある意味ファンタジーチックな世界観であり、ファンタジーチックな役でしたが、彼なりの歪んだ正義、そして歪みきれない自分への葛藤などをリアルに描こうと、精一杯演じました。ぜひ見てください。
【中村達也(久喜幹彦役)】
文宏の兄。軍需産業に携わり、久喜家の闇を体現する人物。父の死後、久喜家の中枢となる。
【柄本明(刑事・会田役)】
文宏が成り代わった人物・新谷を殺人の容疑者として疑う刑事
【光石研(探偵・榊原役)】
文宏の父が雇っていた探偵。新谷となった文宏の依頼を受ける。