実話から生まれたフランス・ベルギー合作の映画「FANNY’S JOURNEY(原題)」の邦題が「少女ファニーと運命の旅」に決定し、2017年8月11日(金)に日本公開されることが決定した。
ナチスに追われ、引率者とはぐれてしまったユダヤ人の少女ファニーは、子供達だけでスイスの国境を目指すのだがーー。
1943年、ナチスドイツの脅威はヨーロッパに広がり、フランスもその支配下にあった。勝ち気さを内に秘めた13歳のユダヤ人の少女ファニーは幼い二人の妹と共に、協力者たちが秘かに運営する児童施設に匿われていた。ファニーの楽しみは検閲の目をくぐって届く母からの手紙と、夜中にベッドの中で父からもらったカメラのファインダーを覗いて楽しかった日々を思い出すことだ。ある日、心無い密告者の通報により、子供たちは別の協力者の施設に移らなくてはならなくなる。やっと落ち着いたと思ったのも束の間、その施設にもナチスの手が…。
ファニー達は列車を使って移動するが、ドイツ兵による厳しい取り締まりのせいで引率者とはぐれてしまう。見知らぬ駅で取り残される9人の子供たち。いつの間にかリーダー役となったファニーは、バラバラになりかける子供たちの心を一つにし、いくつもの窮地を勇気と知恵で乗り越え、ひたすらスイスの国境を目指す。しかし追っ手は彼らのすぐそばまで迫っていたー。
実在のファニー・ベン=アミの自伝に基づく、勇気と感動の物語。子供たちの、純粋で、生きようとする前向きな姿が観る者の心を打つ感動作が誕生した。