5月27日(土)より全国公開の河瀨直美監督最新作『光』が、第70回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品が決定した。河瀨直美監督にとっては『萌の朱雀』(97)『沙羅双樹』(03)『殯の森』(07)『朱花の月』(11)『2つ目の窓』(14)、そして永瀬正敏と初タッグを組んだ『あん』(15)に続いての7度目の出品となる。
また、主演の永瀬正敏は『あん』(15)、『PATERSON(原題)』(16)に続き、出演作が3年連続でカンヌ国際映画祭で招待を受けることとなり、日本人俳優として初の快挙達成となった。
カンヌ国際映画祭は5月17日より開催。永瀬正敏、水崎綾女(みさきあやめ)、そして河瀨直美監督がチーム『光』としてカンヌ国際映画祭に参加予定、日本人監督として最多、カンヌに参戦する。なお、受賞結果は最終日の現地時間5月28日(日)に発表される。
永瀬正敏 コメント
「撮影でお世話になった視覚障碍者の皆さんに心から感謝しています。
また世界中で作られている数々の作品の中から『光』を選んで頂けた事、本当に感謝しています。
河瀨直美監督の思い、沢山の方々の思いが詰まったこの作品を、世界の皆さんに観て頂ける事が何より嬉しいです。」
水崎綾女 コメント
「カンヌ国際映画祭なんて、自分とは別の世界だと思っていたので今回のノミネートに驚愕しております。
映画祭自体も初めてなのですが、世界各国から来られるたくさんの方にこの作品を観ていただける事がとてもうれしく思います。」
藤竜也 コメント
「直美さん、貴女の「光」に僕の魂がゆすられました。
ゆすられた僕の魂が、喜びの涙を流しました。
彼方にある「光」が私たちに希望を与えてくれるという意識を共有出来ました。」
河瀨直美監督 コメント
「映画は、「光」です。
映画は、「魂」です。
映画に魂を捧げたものとして、
この映画「光」をこの世界に誕生させた、スタッフ、俳優のみんな、みんな、みんな、
と、カンヌでの瞬間を分かち合えること、いま、とてもうれしい。
50回目のカンヌで初めて訪れた場所・・あれから20年の節目に
またあそこに立てる歓びをかみしめています。
ありがとう。」