発表する作品は常に高い評価を受け、カンヌ国際映画祭では『天国の日々』（78）で監督賞を、『ツリー・オブ・ライフ』（11）でパルムドールを、さらにベルリン国際映画祭では『シン・レッド・ライン』（98）で金熊賞を受賞し、度々アカデミー賞にもノミネートされ世間を賑わしてきた偉才テレンス・マリック監督が、40年のライフワークを集大成して世に送り出す究極の一作『ボヤージュ・オブ・タイム』が、2017年3月10日（金）より TOHO シネマズ シャンテ他 全国にてロードショーされる。
製作にはブラッド・ピットが名乗りを挙げ、アカデミー賞女優ケイト・ブランシェットがナレーションを務めている。
ハリウッドからはマーティン・スコセッシ監督、スティーブン・スピルバーグ監督、フランシス・フォード・コッポラ監督など錚々たる監督たちからも声が寄せられる中、日本の著名人からも多くの応援コメントが寄せられた。
俳優であり画家でもあり芸術への造詣も深い片岡鶴太郎、数々の映像製作を手掛け映画監督としても才能を発揮している紀里谷和明、ミュージカルやオペラ、歌舞伎など国内外で多くの作品演出を手掛ける宮本亜門など、芸術・ファッション・文学など各界の著名人が伝えるこの感動をぜひ劇場体感したい。
＜ 『ボヤージュ・オブ・タイム』 応援コメント ※50音順／敬称略 ＞
時間や空間を超越したもう一つの世界にいきなり投げ込まれてしまったかのような映像体験でした。 石川直樹（写真家）
自我に囚われている魂を解き放ち、時間と空間を超えた新しい視野を与えてくれる作品 岩谷圭介（ふうせん宇宙撮影）
臨死体験のような映画。人類の集合的無意識に訴えかける構造的美。宇宙の始まりから人の営みに至る共感覚的映像体験の宇宙。
生命の意味と宇宙の意味を90分かけて考えさせられ、向き合わされる時間芸術。 落合陽一（メディアアーティスト）
よくぞこの作品を制作した。宇宙の創造主のメッセージをそのまま映像に映し込んだ、その映像の美しい事。全てが絵画的、芸術的、アーティステック。
宇宙の原理は美しく知的だ。 片岡鶴太郎（俳優・画家）
宇宙、命、はじまり、おわり、そして再生。ぼくたちの体に仕掛けられている 137億年の歴史をたどる旅だ。 鎌田實（医師・作家）
テレンス・マリックは人間の永遠の問いを最先端テクノロジーの視覚映像によって認識させてくれた。 北村道子（スタイリスト）
ボヤージュ・オブ・タイムは人間の意識が、その誕生の瞬間から抱えている究極の「問い」をこれ以上ない真摯さで表現した作品であり、最大に敬愛するテレンス・マレック作品の頂点ではないでしょうか 。 紀里谷和明（映画監督）
宇宙そして地球の神秘と謎、更に生命の奇跡を実感する感動の作品！ ケン・ハラクマ（ヨガ指導者）
凄い！これはただならぬ映画だ。時空を超えた旅に誘われながら、僕達はスクリーンの前で幸福な迷い子になれる。 立川直樹（プロデューサー／ディレクター）
アイズワイドオープン！息をのむ壮麗な美しさ。恐るべき完成度。マリック監督の宇宙に酔う。 手塚眞（ヴィジュアリスト）
まるで四十億年分の遺言のような映画だ。自然の毀損は私の毀損。その苦しみの果てにのみ見える光がある。 中島一夫（文芸評論家）
遂に映画を超えようとする映画が生まれてしまった。本作はぜひ最前列での鑑賞を薦めたい。なぜなら全身で浴びなければ、真意は伝わらないから。
松江啓明（ドキュメンタリー監督）
これは映画なのだろうか？ ミクロとマクロを自在に飛び交い、脳内を刺激する、崇高な瞑想映像だ。巨大な生命体の母なる地球に存在する、生物たちの妖麗な美しさに驚かされる。 宮本亜門（演出家）
「ウエットな惑星がコロコロしている！」ストーリーを追うのをやめた瞬間、うねるようなリズムと現代アートに通じる美しく力強い映像の波が心地よく体を覆ってきた。そして、世間の雑音は消えた。 ロバート キャンベル（日本文学研究者）
