『プラダを着た悪魔』(2006)で恋に仕事に奮闘しながら、人生で一番大切なことの見つけ方を描き、世界中の女性を夢中にさせたデヴィッド・フランケル監督の最新作『素晴らしきかな、人生』が、2月25日(土)より全国公開となる。
“人生を輝かせるヒント”を届ける映画『素晴らしきかな、人生』に登場する4人のイギリス人女優に注目!
ハリウッドで大活躍する女優たちが披露する、心あたたまる演技という“ギフト”に期待だ。今、ハリウッドではイギリスの男優たちが圧倒的な存在感を見せている。全米でNo.1ヒットに輝いた『ドクター・ストレンジ』のベネディクト・カンバーバッジ、『ファンタスティック・ビースト』で全世界をファンタジーの世界に誘ったエディ・レッドメイン、そして3月公開の超大作『キングコング:髑髏島の巨神』が控える、『マイティ・ソー』シリーズのトム・ヒドルストンら、その端正なルックスと確かな演技力で、個性的な活躍をしている。
でも、映画を熱くしているのは、男優だけではない。イギリス出身の女優たちも見逃せない。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でヒロインに大抜擢されたデイジー・リドリー、ディズニーが実写化する『美女と野獣』にはハーマイオニーことエマ・ワトソン、そして『ローグ・ワン』のフェリシティ・ジョーンズが大抜擢されるなど、男優たちに負けじと、女優たちの活躍も注目を集めているのだ。
今回、ウィル・スミスが人生のどん底に陥った広告マン、ハワードを演じるハートフルな感動作『素晴らしきかな、人生』には、世代の異なる4人のイギリス人女優が登場、映画に華やかな彩りと、共感、感動を誘う名演技を披露している。
最初に紹介するのは、出産後初となる出演作にこの映画を選んだキーラ・ナイトレイ。大ヒットシリーズ『パイレーツ・オブ・カリビアン』から、ニューヨークを舞台にした佳作『はじまりのうた』、そしてロマンティックな群像劇『ラブ・アクチュアリー』まで、キュートなルックスと確かな演技力で多彩な役柄を演じてきた。彼女が演じるのは、心を閉ざしてしまった親友であり同僚のハワードを元気づけようと懸命になるホイット(エドワード・ノートン)の前に現れる舞台女優エイミー。“愛”を見失ったハワードの前で、どんなメッセージを届けるのか。母となったキーラの大人の魅力がきっと見つけられるはず。
続いて紹介するのは、レオナルド・ディカプリオと共演した『タイタニック』で世界を魅了、『愛を読む人』で第81回アカデミー賞《主演女優賞》を獲得し、名実共に世界的な女優として活躍するケイト・ウィンスレット。アップルの創始者を描いた『スティーヴ・ジョブス』でもオスカー候補となった彼女は、主人公と同じオフィスで働くシングル女性クレアを演じる。黒を基調にしたスタイリッシュなファッションも要チェックだ。
アカデミー賞3人目は、英国のエリザベス女王を演じた『クイーン』でアカデミー賞を受賞した名女優ヘレン・ハントは、キーラと共に、ハワードを元気づける舞台女優ブリジットに扮している。舞台稽古の装いから一変、青が鮮烈なドレスで主人公の前に登場する彼女の鮮やかな着こなしに、誰もがうっとりするはずだ。
そしてもう一人、アカデミー賞《助演女優賞》にノミネートされたナオミ・ハリス。ダニー・ボイルの『28日語…』で注目された彼女は、『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』でキーラと共演、その後も、英国俳優ダニエル・グレイグと2度共演を果たした『007』シリーズ、演技が高く評価された『マンデラ 自由への長い道』、『メッセージ』など、話題への出演が続く。今作では、自らも幼い我が子を失った深い悲しみを抱えながらも、常に前向きにハワードに心で寄り添う心理カウンセラー、マデリンを好演している。
『素晴らしきかな、人生』の注目ポイントは、4人の英国人女優にわる演技のアンサンブル。ニューヨークの最先端ファッションに身を包んだ彼女たちの魅力的な演技をお観逃しなきよう!