世界に先駆けてデジタルシネマにフォーカスし、次代を担う新たな才能の発掘・育成と、映像産業の発展への寄与を目的に2004年より開催してきたSKIPシティ国際Dシネマ映画祭(主催:埼玉県、川口市他)は、2017年7月15日(土)~7月23日(日)に14回目となる開催が決定した。
2017年1月5日(木)から3月1日(水)までの期間、本映画祭のメイン部門であるコンペティション3部門の作品を募集している。
過去本映画祭からは、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督(『うつろいの季節(とき)』)、白石和彌監督(『ロストパラダイス・イン・トーキョー』)、アンドレアス・エーマン監督(『シンプル・シモン』)をはじめ多くの若手監督が羽ばたいてきた。直近でも、2012年に『チチを撮りに』で日本人初の長編部門・監督賞を受賞した中野量太監督が、『湯を沸かすほどの熱い愛』(16/10/29 公開)で商業映画デビューを果たし大きな話題を呼び、また2013年に『神奈川芸術大学映像学科研究室』で長編部門・審査員特別賞を受賞した坂下雄一郎監督の商業映画デビュー作品『東京ウィンドオーケストラ』が、2017年1月21日から公開されるなど、本映画祭の出身監督が目覚ましい活躍を見せている。映画祭は、2017年も“若手映像クリエイターの登竜門”として、映画界の未来を担う新たな才能の発掘の場となることを目指して開催されている。
<コンペティション3部門(長編・短編・アニメーション部門)作品募集概要>
募集期間:2017年1月5日(木)~2017年3月1日(水)必着
募集部門:長編部門、短編部門、アニメーション部門
※応募規約、エントリーフォームなど詳細は映画祭公式サイト(www.skipcity-dcf.jp)で公開します。
■長編部門 (国際コンペティション)
デジタルで撮影・制作され、かつデジタルでの上映が可能な、長編映画制作本数が4本以下の監督による70分以上の作品を広く世界中から公募します。主催者賞のほか、国内作品を対象に今後の活躍が期待される監督に対し、SKIPシティでの次回企画制作を支援する「SKIPシティアワード」が贈られます。
■短編部門 (国内コンペティション)
日本の若手映像クリエイターを発掘し、世界に活躍の場を広げるための支援を目指して、国内作品に限定した部門です。デジタルで撮影・制作され、かつデジタルでの上映が可能な、15分以上30分以下の作品を公募します。主催者賞のほか、最優秀作品賞には副賞として次回の企画制作を支援する「SKIPシティアワード」が贈られます。
■アニメーション部門 (国内コンペティション)
日本のアニメーション作家の発掘と支援を目的に、国内作品に限定した部門です。
デジタルで撮影・制作され、かつデジタルでの上映が可能な、30分以下のアニメーション作品を公募します。主催者賞のほか、最優秀作品賞には副賞として次回の企画制作を支援する「SKIPシティアワード」が贈られます。
※ノミネート結果、賞構成、審査員は後日記者発表および公式サイトにて発表します。(参考:2016年賞金総額330万円)