『ウンタマギルー』『夢幻琉球・つるヘンリー』など沖縄を舞台にした作品で知られる、高嶺剛監督の18年ぶりの新作『変魚路』（2017年1月14日（土）シアター・イメージフォーラムにて公開）の予告編が完成した。また、本作の公開に合わせ、『ウンタマギルー』『パラダイスビュー』『夢幻琉球・つるヘンリー』などの代表作から、8mm作品や上映機会の少ない作品を集めた「高嶺剛監督特集」も同時に開催されることが決まった。
『変魚路』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=poE7jMC5ttk
『変魚路』作品解説
あの苛烈な「島ぷしゅー」からX年後、死に損ないの者ばかりが暮らすパタイ村。タルガニは親友のパパジョーとともに、この世に絶望した自殺願望者たちの「生き直し」事業を営みながらつつましく生きている。
ある日ご禁制の媚薬を盗んだ嫌疑をかけられてしまったタルガニとパパジョー。村を脱出する羽目となった2人を追う謎の女たちや、生きているのか死んでいるのかもわからない男たち。やがて追うものと追われるものの境目は消え、時間軸は「変」になったまま、島の歴史の神話的領域にまで入り込んでいく。
沖縄を舞台に8mmフィルムからデジタルまで数々の作品を発表してきた鬼才、高嶺剛の18年振りの新作『変魚路』が、いま、生ぬるい現代を惑わし、撃つ。
