アメリカ、イギリスでミニシアター規模ながらスマッシュヒットを記録、その後もヨーロッパ、アジアと世界中で、涙と喝采の輪を広げ続けている感動作『奇蹟がくれた数式』(原題:The Man Who Knew Infinity)が、10月22日から日本で公開されることが決定した。
1914年、英国。ケンブリッジ大学の数学者・ハーディ教授は、遠くインドから届いた一通の手紙に夢中になる。そこには驚くべき“発見”が記されていた。ハーディは差出人の事務員・ラマヌジャンを大学に招聘するのだが、学歴もなく身分も低いことから教授たちは拒絶する。孤独と過労で、重い病に倒れてしまうラマヌジャンの代わりに、ハーディは奇蹟の証明に立ち上がる──。
生まれも境遇も全く違う二人の天才が出会い、世界を変える奇蹟を起こした実話が映画化された。
独学で数学を学び、数学解析、数論、無限級数および連分数において数学界に多大な貢献をもたらした“アインシュタイン並みの天才”と称えられるラマヌジャンを、『スラムドッグ$ミリオネア』のデヴ・パテルが熱演。また、英国人数学者のG.H.ハーディにはアカデミー賞俳優のジェレミー・アイアンズ。ラマヌジャンをこの世に見出し共同研究に人生を懸けた英国紳士をエレガントに演じた。
映画は、舞台となるケンブリッジ大学の最高峰トリニティ・カレッジの全面協力により、映画として初めて当カレッジでの撮影が実現。荘厳な知性の殿堂を舞台に、葛藤の果てのかけがえのない友情が生んだ歴史的瞬間がドラマティックに再現される。さらに、インドのエキゾチックな寺院や壮大な自然を背景に、成功の裏に秘められた、ラマヌジャンの望郷の念と妻への愛描かれている。