伝統音楽家たちの大胆な挑戦が奇跡をもたらした珠玉の音楽ドキュメンタリー『ソング・オブ・ラホール』の初日が8月13日に決定、併せて予告編も公開された。
『ソング・オブ・ラホール』予告
https://youtu.be/kc4dRS4ULRk
長い歴史と豊かな文化を誇るパキスタン・イスラム共和国の街ラホール。過激なイスラーム原理主義の影響で音楽文化は衰退し、伝統音楽家たちは転職を余儀なくされた。危機感をつのらせた彼らは聴衆を取り戻すため、畑違いのジャズに挑戦し世界に打って出た。伝統楽器を用いてカバーした「テイク・ファイヴ」のプロモーション映像はまたたく間に世界を駆け巡り、100万を超えるアクセスを記録。その噂を聞きつけ、天才トランペット奏者のウィントン・マルサリスの招待で、彼が率いる本場NYのビッグバンドと共演することになるが……。
公開された予告編には、行き過ぎたイスラーム化によって自国に音楽ファンが少なくなっていく中で、パキスタンの伝統音楽を守ろうとする熟練音楽家たちが、畑違いのジャンルであるジャズに挑戦し、世界に打って出ていく姿や、なかなか本場NYジャズとうまく融合できない様子などが描かれる。ウィントン・マルサリスによる心に響くコメントとともに、彼らが奏でるパキスタン音楽の素晴らしい音色や、画期的な挑戦、そして圧倒的な演奏力が垣間見え、音楽の楽しさや高揚感が伝わる予告編となっている。