『劇場版 チェブラーシカ』の中村誠監督による新作パペットアニメ『ちえりとチェリー』が、同監督の新作短編『チェブラーシカ 動物園へ行く』と併映で劇場公開されることが決定した。「チェブラーシカ」が生誕50周年を迎える2016年の2月から、仙台を皮切りに東北3県で先行公開、また夏から、東京ほかでも公開する予定。
『ちえりとチェリー』は、企画をスタートさせた時期に、東日本大震災が起こり、葛藤を抱えながらも、被災地の未来を願う思いを込めて製作が進められた。一人の少女が命の輝きと向き合い、そこから新たな未来に向けて心の成長を遂げる姿を通して、同作品のテーマである「いのちの大切さ」と「想像力の可能性」というメッセージを発信していく。
また、『チェブラーシカ 動物園へ行く』は、ロシアのロマン・カチャーノフ監督が生んだ名作『チェブラーシカ』シリーズを、『劇場版チェブラーシカ』として27年ぶりに復活させた中村監督の新作短編。その仕上がりには原作者のエドゥアルド・ウスペンスキー氏や、旧作にスタッフとして参加したユーリー・ノルシュテイン氏らも賛辞を送り、現地ロシアの観客からも好評を得て、ロシアのKROK映画祭、チェコのズリーン映画祭、ドイツのオーベルハウゼン映画祭などから招待上映作品に選出されている。
上映情報の詳細は作品公式サイトで告知。
■『ちえりとチェリー』公式HP
http://www.chieriandcherry.com
■『チェブラーシカ 動物園へ行く』公式HP
http://cheb-project.com/gotozoo/
画像(C)「ちえりとチェリー」製作委員会