11月21日に全国で公開された『リトルプリンス 星の王子さまと私』のヒットを受けて、原作の「星の王子さま」売り上げを伸ばしている。
文庫版やハードカバー版など複数種を発売する岩波書店の担当者は、「11/1~23の対前年店頭売り上げを比較すると『オリジナル版 星の王子さま』の販売実績は約5倍になっております」と語り、この現象を「星の王子さま自体、もともとが常に売れ続けているロングセラーである上に、11月くらいからクリスマス商戦での増売もあります。それに対しての対前年5倍という数字は映画化タイアップ作品の中ではかなり、良い数字」と分析している。少年文庫版も4倍の売上があり、冊数の規模は落ちるが、大型のハードカバー版も5倍の売り上げになっているという。
また、19日にスタートした「リトルプリンス 星の王子さまと私展」(日本橋タカシマヤで開催)では23日(月・祝)までの5日間で来場者数が1万4254名を記録。また、『星の王子さまミュージアム 箱根サン=テグジュペリ』への来園者は21日から23日の3連休で、昨年11月の連休と比較すると約2割増。映画作品とのコラボレーション企画実施の効果もあり、映画ファンが多数訪れているという。