シリーズ初のスピンオフ作品『天秤をゆらす。』初日舞台挨拶

  • 登壇日:2016年12月23日(金・祝)
  • 登壇者:廣瀬智紀、染谷俊之、赤澤燈、毛利安孝監督
  • 場所:池袋HUMAXシネマズ
シリーズ初のスピンオフ作品『天秤をゆらす。』初日舞台挨拶
提供:シネマクエスト

映画『天秤をゆらす。』の初日舞台挨拶が池袋HUMAXシネマズにて満員御礼のなか開催され、主演の廣瀬智紀のほか、染谷俊之、赤澤燈、毛利安孝監督が登壇した。

昨年公開された『カニを喰べる。』『羊をかぞえる。』に続くシリーズ3作目となる本作。2作目の『羊をかぞえる。』から出演し、本作では主演を務めた廣瀬は「最初は(2作目だけの)ゲスト出演というイメージでいたので、3作目がスピンオフという形になり、主演を務めさせていただけることになってビックリしました」と出演が決まった際の感想を述べる。

一方、前作まで赤澤と共に主演を務めた染谷は「劇中の設定と実際の撮影期間が、前作から丁度1年後だったので、役と一緒に年を重ねていて、等身大の姿で変わらずいられた方が良いのかなと思い撮影に臨みました」と3度目となる田宮役について話せば、同じく3度目となる青島役を演じた赤澤も「僕もまったく同じことを思っていました(笑)一言一句、同じでしたね(笑)」とプライベートでも親交のある2人のかけあいに会場からは笑いが起こる。

本作の見所のひとつに、廣瀬演じる丸井が落とし穴に落ちるシーンがあり「落とし穴の場所に一応目印はあったんですけど、演技をしながらだったので、実際は目印を見ずに落ちたので新鮮なリアクションができたと思います(笑)」と当時を振り返ると、現場を実際に見ていた染谷からは「アトラクション感覚って言ってたね」と話し、実際は苦労よりも楽しかった印象が残っている模様。
シリーズ全作の監督・脚本を務める毛利監督は「1作目はロードムービーとファンタジー、その次はファンタジーの要素を少し濃くしてみたり、それだったら3作目はファンタジーの要素を少し薄くしてみたりと、色々とチャレンジでしたね」とシリーズ作品ならではの難しさを語る。

さらに舞台挨拶の終盤には、クリスマスが近い事もありMCから登壇者へクリスマスの思い出を聞かれ「イブにものすごく血が出る舞台を観に行って後悔したことがあります(笑)(赤澤)」、「小学生の頃、入手が難しかったゲームソフトが欲しくて、人気作だからサンタさんが持ってきてくれるのは難しいかなと不安に思っていたら、朝起きたら枕元にあってスゴく嬉しかった(染谷)」と話す中、廣瀬からは「小学生の時、クリスマスイブに外からシャンシャンと音が聞こえてきて、サンタさんが来たと窓を開けたら灯油屋さんだった」と珍回答が飛び出し場内は爆笑の渦に。

最後に主演の廣瀬から「この作品は田宮(染谷)と青島(赤澤)がずっと頑張ってきてくれて、そして監督が愛をもってシリーズを続けてくださってきたから、3作目の主演をやらせていただけたと思っています。本当に幸せです。」と感無量の様子。あたたかい拍手の中、舞台挨拶は盛況のうちに終了した。

最終更新日
2016-12-29 01:00:01
提供
シネマクエスト

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