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天下の名将と名高い真田幸村が実は“腰抜け”の武将だという大胆な発想で日本を代表する映画監督・堤幸彦が手がけた『真田十勇士』が9月22日に初日を迎えた。
この日、公開初日を盛大に盛り上げるべく、舞台挨拶直前に中村勘九郎、松坂桃李、大島優子、加藤雅也、大竹しのぶが真田軍を引き連れ有楽町の街に突如出現!居合わせた人々はあまりに突然のことで驚きながらも、『真田十勇士』だと気づくや否や黄色い声援が飛び交い、辺り一帯は大盛り上がり!キャスト陣も集まったファンに笑顔を見せ、声援にこたえていた。
その模様を舞台挨拶会場ではスクリーンに中継、観客の前にゲストが姿をみせると会場のボルテージは一気にMAXに!!そんな中イベントがスタート!
撮影時は過酷なロケが多数あり、苦楽を共にした仲間と初日をむかえることができた主演の勘九郎はとても感慨深い様子。「今日こうして大勢の方々が観に来て下さったことが本当にうれしいです。キャストとスタッフともども過酷な状況で撮影をしていたので、それがやっと花咲いた日になりましたね。」と喜びを明かした。
今回、本作の重要なテーマの一つでもある“絆“の強さを改めて実証するため、撮影の合間にもやっていたという加藤和樹考案の早口言葉にゲスト15人が挑戦!お題の“あぶりカルビ”という言葉を聞くと、お馴染みのお題のようで「あぁ~」と声を漏らすゲスト陣。会場に訪れた800人の観客の注目を受けるという緊張感漂う中、真田親子が躓きそうになるドキドキする場面もあったが、無事に大成功!和気あいあいとした様子で撮影後も変わらぬ絆の強さを証明した。
また本作ではアクションのみならず、淀殿が幸村に、火垂が才蔵に抱く“秘めた想い”も描かれ、切ない恋模様が作品のスパイスとなっている。実際に“秘めた想い”を抱いてしまうほど魅力的なキャラクターを女性陣に聞いてみると、大竹は即答で真田大助役の望月さんをあげ、「撮影の時はもっと小さかったのに、いつのまにこんなに大きくなって…凄いなって思いました。」と15歳でまだ初々しい望月さんへ歩み寄ると大竹が「どんな役者さんになりますか?」と質問、突然のことに驚きつつ「頑張ります!」と緊張した様子でコメントし、この和やかなやり取りに会場からも温かい笑い声が起こった。
一方、大島は「どうしたらいいの?(笑)」と悩むと、キャスト陣に「並んでください!」と意中の人の方を叩く方法を選択すると、「合コンじゃないんだから!」と突っ込まれる一幕も。最終的には監督へ相談し、身構えるイケメン男性陣を横目に大竹にハグを!「ご一緒できて凄い嬉しかったんです。」と伝えるも、「大竹さんが目の前で寝ているところを観察する時間が凄い楽しかったです(笑)」とユニークな撮影の裏話まで明かし、大竹は「そんな褒め方あるんだ(笑)」と突っ込みを入れ会場の笑いを誘った。
最後は堤監督から「舞台から始まってここまでこれたこと本当に幸せに思います。同時に舞台も再演していて、舞台と映画それぞれご覧になっても楽しめると自負しています。全国の皆さんにご覧いただければなと思います。」とメッセージを残した。
さらにイベントの最後には、主演の勘九郎の音頭のもと史上最大級の“800人・三三七拍子”を実施。大ヒットを予感させる見事なしめくくりとなり、大盛況のうちイベントは終了した。