「セイント・フランシス」のコンビが描く、演劇を通した家族の再生「カーテンコールの灯」

「セイント・フランシス」のコンビが描く、演劇を通した家族の再生「カーテンコールの灯」1
「セイント・フランシス」のコンビが描く、演劇を通した家族の再生「カーテンコールの灯」2

提供:キネマ旬報

「セイント・フランシス」のケリー・オサリヴァン(主演・脚本)とアレックス・トンプソン(監督)が共同でメガホンを執り、バラバラになりかけた親子3人が希望を探し求める姿を『ロミオとジュリエット』の物語に重ねて描いた「カーテンコールの灯」が、6月27日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国で公開される。ビジュアル、予告編、鴻上尚史(作家・演出家)のコメントが到着した。

郊外に暮らす建設作業員のダンは、家族に起きた悲劇から立ち直れず、仲が良かった妻や思春期の娘とすれ違う日々を送っていた。そうした中、見知らぬ女性に声をかけられ、アマチュア劇団の『ロミオとジュリエット』に参加することに。
芝居経験がなく乗り気でなかったダンだが、個性豊かな団員たちと過ごす中で居場所を見つけていく。そしてロミオ役に大抜擢されるが、自身の辛い経験が重なって次第に演じることが困難に。やがて家族や仲間の思いが詰まった舞台が幕を開ける--。
舞台や映画で活躍してきたベテラン俳優のキース・カプフェラーがダンを演じ、俳優で妻のタラ・マレンと娘のキャサリン・マレン・カプフェラーが劇中でも家族に扮する。さらに「逆転のトライアングル」のドリー・デ・レオンが共演。映画はサテライト賞ミュージカル・コメディ映画主演男優賞などを受賞し、小さな独立系作品ながら話題を呼んだ。ユニークで愛おしい再生の物語に注目したい。

鴻上尚史(作家・演出家)コメント
演劇を愛するすべての人に。とりわけ、日本各地で、社会人劇団・地域劇団・市民劇団に関わっているすべての人へ。演劇に興味があるけれど、参加をためらっているすべての世代の人へ。歴史に残る、演劇と家族を描いた映画です。​

「カーテンコールの灯」
監督:ケリー・オサリヴァン、アレックス・トンプソン
脚本:ケリー・オサリヴァン
出演:キース・カプフェラー、キャサリン・マレン・カプフェラー、タラ・マレン、ドリー・デ・レオン
2024/アメリカ/115分/英語/5.1ch/カラー/PG-12
原題:Ghostlight 日本語字幕:小坂志保
配給:AMGエンタテインメント
©2024, Ghostlight LLC.

最終更新日
2025-04-24 13:19:18
提供
キネマ旬報(引用元

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