父の死と、パリでの出会い。クリストフ・オノレ監督の半自伝的物語「Winter boy」

父の死と、パリでの出会い。クリストフ・オノレ監督の半自伝的物語「Winter boy」1
父の死と、パリでの出会い。クリストフ・オノレ監督の半自伝的物語「Winter boy」2

提供:キネマ旬報

思春期の恋愛および父の死による喪失と再生を描いたクリストフ・オノレ監督の半自伝的な物語「Winter boy」が、12月8日(金)よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほかで全国順次公開。ポスタービジュアルと場面写真が到着した。

冬の夜、17歳のリュカは寄宿舎からアルプスの麓にある家に連れ戻される。父が事故で急死したのだ。悲しみと喪失感を抱えたリュカは、葬儀の後に初めて訪れたパリで、兄と同居する年上のアーティスト、リリオと出会う。優しいリリオにリュカは心惹かれるが、リリオにはリュカに知られたくない秘密があった。そして、パリでの刺激的な日々が、リュカの心に新たな嵐を呼ぶ--。

主人公リュカを、「ふたりのベロニカ」のイレーヌ・ジャコブを母に持つ新星ポール・キルシェが演じ、第70回サン・セバスティアン国際映画祭主演男優賞を受賞。リュカの母親にはジュリエット・ビノシュが扮している。
『カイエ・デュ・シネマ』に映画評を寄稿し、映画監督となり、舞台演出なども手掛けるクリストフ・オノレは、自身のセクシャリティやパーソナリティを反映した作品を発表してきた。彼の少年時代をもとにした本作は、絶望の中に差し込む希望を見つめ、温かな感動を呼ぶ。

「Winter boy」
監督・脚本:クリストフ・オノレ 音楽:半野喜弘
出演:ポール・キルシェ、ジュリエット・ビノシュ、ヴァンサン・ラコスト、エルヴァン・ケポア・ファレ
配給:セテラ・インターナショナル 協力:Uni France/French Film Season in Japan 2023
原題:Le lycéen/2022年/フランス/仏語/2.39:1/5.1ch/122分/日本語字幕:横井和子/R15+
© 2022 L.F.P・Les Films Pelléas・France 2 Cinéma・Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma
公式サイト:www.winterboy-jp.com

父の死と、パリでの出会い。クリストフ・オノレ監督の半自伝的物語「Winter boy」3

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最終更新日
2023-10-11 14:21:48
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キネマ旬報(引用元

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