提供:キネマ旬報
ゲームのトッププレイヤーをプロレーサーに育成するプロジェクト〈GTアカデミー〉を立ち上げた男、ゲーマーが通用する甘い世界ではないと思いつつも指導を引き受けた元レーサー、そして幼い頃からレーサーに憧れてきたゲームプレイヤー。無謀とも思える夢に突き進んだ者たちの《奇跡の実話》を映画化した「グランツーリスモ」が、9月15日(金)より全国公開される。ニール・ブロムカンプ監督が撮影の裏側を明かす特別映像が到着した。
「俳優をレースカーに乗せ、実際の速度で走らせた」と明かすブロムカンプ監督。スロバキアのスロバキア・リング、ドバイのオートドローム、ドイツのニュルブルクリンク、オーストリアのレッドブル・リンク、ハンガリーのハンガロリンクといったサーキットで、GTアカデミーとル・マン24時間レースのシーンを撮影した。
臨場感を高めるため、カメラの使い分けも実践。車外のカメラは窓ガラスを打つ微粒子や光の反射を捉え、地面スレスレのローアングル撮影はスピード感を増幅する。またドローン撮影はダイナミズムをもたらし、車内カメラはドライバーの表情や感覚をリアルに伝える。
映画は8月25日(金)に全米で封切られ、興行収入1,740万ドル(約25億円)でオープニングNo.1を記録。日本にも間もなく熱狂が訪れる。
Story
世界的人気のドライビングゲーム〈グランツーリスモ〉に夢中なヤン。「レーサーにでもなるつもりか、現実を見ろ」と父親に呆れられるも、大チャンスが訪れる。〈グランツーリスモ〉のトッププレイヤーを世界中から集め、プロレーサーに育成すべく競わせて選抜するプログラム〈GTアカデミー〉だ。
プレイヤーの才能と可能性を信じてアカデミーを立ち上げた男、ゲーマーが通用する世界ではないと思いつつ指導する元レーサーのもと、プレイヤーたちは過酷なトレーニングや数々のアクシデントに直面しながらも奮闘。そして希望と友情、葛藤と挫折が交錯する中で運命のデビュー戦を迎えるが……。
「グランツーリスモ」
監督:ニール・ブロムカンプ
脚本:ジェイソン・ホール、ザック・ベイリン
出演:デヴィッド・ハーバー、オーランド・ブルーム、アーチー・マデクウィ、ジャイモン・フンスー
原題:『GRAN TURISMO: BASED ON A TRUE STORY』
日本語吹替版テーマ曲:T-SQUARE「CLIMAX」
オフィシャルサイト:https://www.gt-movie.jp/