提供：キネマ旬報
アーサー王の甥である若者サー・ガウェインの奇妙な冒険と成長の物語を、「A GHOST STORY／ア・ゴースト・ストーリー」「さらば愛しきアウトロー」のデヴィッド・ロウリー監督が描くダークファンタジー「グリーン・ナイト」が、11月25日（金）よりTOHOシネマズ シャンテほかで全国公開。
原典は14世紀の作者不明の叙事詩『サー・ガウェインと緑の騎士』で、『指輪物語』の作家J・R・R・トールキンが現代英語に翻訳し、広く読まれてきた。
ガウェインを演じるのは「スラムドッグ$ミリオネア」「LION／ライオン〜25年目のただいま〜」のデヴ・パテル。そして「リリーのすべて」のアリシア・ヴィキャンデルが一人二役を務め、ジョエル・エドガートン、ショーン・ハリス、バリー・コーガンらが脇を固める。製作スタジオは「ミッドサマー」「ライトハウス」のA24。
野望と挫折、愛と欲望の物語を魅惑の映像で紡いだ本作には、「魔法にかけられたように美しい」（inews.co.uk）「歴史に名を残す騎士道物語」（IndieWire）「唯一無二」（Den of Geek）といった称賛レビューが寄せられた。
“緑の騎士”がガウェインを侵食している日本版ポスタービジュアルには、ニーチェが『善悪の彼岸』で記した言葉〈怪物と戦う者は、みずからも怪物とならぬように心せよ〉がコピーとして打ち出された。“光と闇”の二面性を映し出す物語に注目だ。
Story
アーサー王の甥であるサー・ガウェインは、正式な騎士になれぬまま怠惰な日々を送っていた。クリスマスの日、円卓の騎士が集う王の宴に、全身が草木に包まれたような風貌の“緑の騎士”が現れ、恐ろしい首切りゲームを持ちかける。その挑発に乗ったガウェインは、緑の騎士の首を一振りで斬り落とすが、転がる首を自身の手で拾い上げた騎士は「1年後に私を捜し出し、ひざまずいて、私からの一撃を受けるのだ」と言い残して去ってゆく。それは呪いと厳しい試練の始まりだった。1年後、ガウェインは約束を果たすべく、未知なる世界へ出発。気が触れた盗賊、彷徨う巨人、言葉を話すキツネ……生きている者、死んでいる者、そして人間ですらない者たちが次々に現れ、ガウェインを導いてゆく--。
「グリーン・ナイト」
監督・脚本・編集：デヴィッド・ロウリー
出演：デヴ・パテル、アリシア・ヴィキャンデル、ジョエル・エドガートン、サリタ・チョウドリー、ショーン・ハリス、ケイト・ディッキー、バリー・コーガン、ラルフ・アイネソン
2021年／アメリカ・カナダ・アイルランド／英語／130分／カラー／アメリカンビスタ／5.1ch
原題：The Green Knight／日本語字幕：松浦美奈／字幕監修：岡本広毅
配給：トランスフォーマー／提供：トランスフォーマー、Filmarks、スカーレット
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