北村匠海 × 中川大志 W主演。鈍色の⻘春を駆け抜ける群像劇「スクロール」

北村匠海 × 中川大志 W主演。鈍色の⻘春を駆け抜ける群像劇「スクロール」
提供:キネマ旬報

YOASOBIのヒット曲『ハルジオン』の原作者としても知られる橋爪駿輝のデビュー小説を、北村匠海と中川大志の主演で映画化。理想と現実のギャップに苛まれながらも、社会と自身に向き合っていく若者たちを描く青春譚「スクロール」が、2023年に全国公開される。キャスト・スタッフのコメントが到着した。

若い世代から“自分たちの物語”と圧倒的共感を得た小説を映画化した本作。「CUBE 一度入ったら、最後」の清水康彦がメガホンを執り、米津玄師やKing Gnu、あいみょんなどのMVを手がけた川上智之が撮影を担当し、“生きること”と“愛すること”をエモーショナルに表現する。

【キャスト・スタッフコメント】
僕 役/北村匠海
スクロール、誰しもが、この社会の一部として生きていて、そして生かされている。
すごく概念や哲学的な事から、抽象的で感覚的な事まで、
このスクロールという一つの作品で作れていると思います。
子供の頃から友人の大志と、この作品を背負える事、とても嬉しく思います。
様々な目線で見て頂けると嬉しいです。
ユウスケ 役/中川大志
北村匠海という俳優は、僕がこの世界に飛び込んだ小学生の頃からずっと、
沢山の刺激を貰ってきた存在です。
近いようで遠く、なかなか交われ無かった彼と、
この歳になって、やっと、共に作品が作れる事に胸が熱くなりました。
繊細で、時には思い切り大胆な清水組の現場はとても居心地が良く、
五感を解放出来た気がします。
生きる道を見つけようともがく彼らが、そこで感じた匂いや、温度が、
スクリーンから届いたら、幸せです。
監督/清水康彦
普段考えないような小さいけど大切なことについて深く考える機会になりました。
映画の中で描くことができた大切なことをたくさんの人と共感したいと思っています。
1回でもいいですが2回は観てもらいたい。
できればこの映画についてみんなで話したりしてもらいたい。
原作者/橋爪駿輝
羨ましく思う未来はだれかのコピーで、そこにはなんのオリジナリティもない。
他人の顔色をうかがって一日をやり過ごし、夜、家に帰ってきて鏡に映る自分は
ずるくて、情けなくて、弱くて、怠惰で。何者かになりたくて、けれど寝床につけば一人でしかない。
何者でもない。そんな毎日に追い込まれていた当時、書いた小説を、映画として観ることができて幸せです。

Story
学生時代に友人同士だった〈僕〉とユウスケのもとに、同じく友人の森が自殺したという報せが届く。就職はしたものの上司にすべてを否定され、「この社会で夢など見てはいけない」とSNSに思いをアップすることで何とか自分を保っていた〈僕〉と、毎日が楽しければそれでいいと刹那的に生きてきたユウスケ。森の死をきっかけに“生きること・愛すること”を見つめ直す2人に、〈僕〉の書き込みに共鳴して特別な自分になりたいと願う〈私〉と、ユウスケとの結婚がからっぽな心を満たしてくれると信じる菜穂の時間が交錯していく。青春の出口に立った4人が見つけた、きらめく明日への入口とは--?

「スクロール」
出演:北村匠海、中川大志
監督・脚本・編集:清水康彦
脚本:金沢知樹、木乃江祐希
原作:橋爪駿輝「スクロール」(講談社文庫【2022年12月刊行予定】)
音楽:香田悠真 撮影:川上智之 照明:穂苅慶人 録音・音響効果:桐山裕行 美術:松本千広
制作プロダクション:イースト・ファクトリー
配給:ショウゲート
©橋爪駿輝/講談社 ©映画「スクロール」製作委員会
公式HP:scroll-movie.com
公式Instagram/Twitter:@scroll_movie

最終更新日
2022-08-10 14:06:31
提供
キネマ旬報(引用元

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