これぞ黒沢組!言語の壁を越えた奇跡的瞬間とは!?『蛇の道』リスペクトと奇跡に溢れた撮影現場を捉えたメイキング映像解禁

これぞ黒沢組!言語の壁を越えた奇跡的瞬間とは!?『蛇の道』リスペクトと奇跡に溢れた撮影現場を捉えたメイキング映像解禁1
これぞ黒沢組!言語の壁を越えた奇跡的瞬間とは!?『蛇の道』リスペクトと奇跡に溢れた撮影現場を捉えたメイキング映像解禁2

世界三大映画祭を中心に国際的な評価を次々に獲得し、世界中の映画ファンから熱い視線を浴び続けてきた監督・黒沢清。『蛇の道』は、そんな黒沢監督が、98 年に劇場公開された同タイトルの自作をフランスを舞台にセルフリメイクし、自ら「最高傑作ができたかもしれない」と公言するほどのクオリティで放つリベンジ・サスペンスの完全版『蛇の道』が6月14日(金)全国劇場公開。
アルベールの娘は、誰に、なぜ殺されたのか。事件の思いがけない首謀者とは。国境を越えた<徹底的復讐>の先に待ちうける真実とは──。

世界が認めた映画監督・黒沢清
プロデューサーも痺れた!国境を越えた奇跡の撮影エピソードとは

今回解禁となったメイキング映像は、アルベールと小夜子が事件に関与する財団の関係者を拉致するシーンの撮影風景を収めたもの。冒頭、柴咲とダミアンは英語でコミュニケーションを交わし、段取りを確認する様子が伺える。人が入っていると思わしき袋を引きずりながら、二人が草原を駆け抜けていくワンシーンはオリジナル版を想起させるが、舞台がフランスに変わったことによりスケールアップし、天候も相まってより不気味な雰囲気を醸し出している。また、草木が茂る森の中では、黒沢監督自ら走って見せ、追手役の役者に指示する場面も。

朝から晩まで過酷なロケが行われることも少なくない映画制作において、黒沢監督の撮影現場は、しっかりとしたスケジュール管理のもと、俳優やスタッフの働きやすい環境が整っていることで知られている。黒沢監督の中に明確な画があるからこそ、スピーディーに進行するのである。舞台をフランスに移してもそのスタイルは変わらず、俳優にそのシーンの動きだけを説明し、細かい心情や芝居に関する演出をしないのもいつも通りだ。言語や文化の違いはあれども、日本と同じように和やかな現場であったことが、本映像からも見て取れるが、撮影中にある奇跡的瞬間があったと小寺プロデューサーはいう。「黒沢監督が日本語で指示を出すと、通訳を介していないのに、助監督が『分かった』と指示通りのことをすることがあって(笑)。監督は『言葉が通じなくても、分かる人はいるんですよ』と。あの瞬間は人間の繋がりの強さを感じました」と。名立たる映画人たちからリスペクトされ世界中が注目する黒沢監督の最新作に、期待あれ!

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最終更新日
2024-06-12 18:00:00
提供
映画の時間編集部

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