市原隼人主演の「おいしい給食」シリーズは、給食マニアの教師・甘利田幸男と、給食マニアの生徒による、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く学園グルメコメディ。1980年代のある中学校を舞台に、甘利田と彼を取り巻く子供たち、大人たちのさまざまな人生模様が、食欲をそそる給食バトルと共に紡がれる。昨年放送されたシリーズ第3弾ドラマ「おいしい給食 season3」を経て、劇場版最新作『おいしい給食 Road to イカメシ』が5月24日に公開。
完食主義で甘利田に対抗心を持つ木戸を演じた栄信は、ドラマでは、「ダブルフェイス 偽装警察編」(12/TBS)、「家政夫のミタゾノ第2シリーズ」(18/EX)、「3年A組-今から皆さんは、人質です」
(19/NTV)、「カナカナ」(22/NHK)、「今際の国のアリス2」(22/Netflix)、「鎌倉殿の13人」(22/NHK)などに出演、そして映画では、『クローズEXPLODE』(14)、『ジョーカー・ゲーム』(15)、『ヒーローマニア-生活-』(16)、『いぬやしき』(18)、『今日から俺は!!劇場版』(20)、『キングダム』シリーズ(22、23)では輝蓮役で出演するなど、話題のドラマや映画に出演しており、その配役も様々。本作以外の出演作として、4月クールの「ACMA:GAMEアクマゲーム」(24/NTV)では総合格闘家の兵頭猛役を、「花咲舞が黙ってない」(24/NTV)では詐欺師の蓮見大輝を演じたばかりで、今注目を浴びる役者の1人である。
この度、栄信が演じた木戸と市原演じる甘利田ら共演者たちとの劇中シーンの数々。甘利田に禁門のお酒を注ぐ姿や、校門で大原演じる愛先生と生徒をハイタッチで生徒たちを迎えている姿、さらには職員室で何やら大事なことを伝えている姿を捉えた写真がお披露目となった。台本を読んでの木戸の印象を「ふり幅がある役だなと思ってた」と語った栄信に対して、衣装合わせの際に綾部監督から言われたのが「(木戸は)生徒たちから好かれてない先生」だったらしく、「一生懸命だけど空回りする役で、生徒たちからそれは好まれてないんだ、納得」と合点がいったと語る栄信。「こんなに楽しい現場は久しぶりだった」と、撮影中は思ってた以上に楽しかったようだが、木戸を演じる上で「演じていて楽しいのだけれども、木戸としてその場にいると結構傷ついて、楽しい反面傷ついていました。そういったシーンばっかりでした(笑)」と本音がポロリ。綾部監督が助監督として参加していた『ヒメアノ~ル』(16)から久々に同じ撮影現場で一緒になった監督に対して、「何をやっても受け入れて下さる、その中で取捨選択がはっきりしている、言葉ではっきり伝えて下さるので、演じていて迷わなかったです」と綾部監督の演出を振り返り、「包容力がすごいなという印象が強いです。その上で、やって欲しいことやって欲しくないことの線引きが監督の中であるから、何でもいいわけでもないし。だけどここを面白くしてくれる分にはいいみたいなのがはっきりあるから、ご一緒していて自分のアイデアも出しやすいし、やり易かったです。楽しかったです」と監督との再タッグを楽しんだ模様。さらに主演の市原との共演に対して、「大木みたいな、この作品にとって大きな幹であって、そういうのを体現している人」と市原の印象を語り、「校門でのシーンのちょっとした台本の行間とかト書きの部分でも、ここまで膨らませてお芝居するんだと、単純に同じ役者として同じ場所にいさせてもらって純粋に感動しました」と振り返り、「撮影の合間もこの作品のことについての話がほとんどだったと思いますが、おいしい給食の一員にならせてもらったんだと単純に感慨深かったです」と語ってくれた。
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『おいしい給食 Road to イカメシ』 5月24日全国公開
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