『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を生み出した A24 と『パラサイト 半地下の家族』配給の韓国の CJ ENM が初の共同製作で贈る注目作、『パスト ライブス/再会』が 4 月 5 日(金)より、TOHO シネマズ 日比谷ほかにて全国公開。
この度、米国アカデミー賞®作品賞&脚本賞へのノミネートでも注目と期待を集める本作の、本国ロング予告が解禁!
この予告映像には、ノラとヘソンが24年ぶりにNYで再会した瞬間の、互いの気持ちが溢れ出す表情や言葉にならない声で喜び合う姿が瑞々しく切り取られている。そしてこの再会に、ノラの夫・アーサーは「この物語で、僕は運命を阻む邪悪な米国人の夫だ。」、「彼は 13 時間かけて来た。会うなとはいえないよ。」と、ヘソンに対する複雑な気持ちを妻であるノラに率直に吐露しながらも、彼ら2人の関係性を尊重し見守る。1人の女と2人の男、複雑な気持ちと緊張感を保つ3人。言いようのない“縁”に導かれた彼らが、再会の数日間を経ることで、「もしもあの時...」と過去に選ぶことができた人生の分かれ道、そして今歩んでいる日々の生活にそれぞれの想いをめぐらせる。
本作のキーワードは、映像の冒頭にも出てくる、“縁ーイニョンー”。“摂理”または“運命”という意味をもつ韓国語で、ノラのセリフにも「見知らぬ者同士が道ですれ違い、袖が偶然軽く触れたら、8000 層もの“縁”が結ばれたということ。」という言葉が登場する。セリーヌ・ソン監督は、この言葉の概念について、「東洋の文化では“縁”について語るとき、必ずしも行動に移せるものではないことが多いんです。時には、突然現れるような場合もあります。」と説明した上で、「“縁”はロマンチックな概念ですが、結局のところ、人と人との関係性や、その親密さを表すもの」だと語る。また、「この作品は、時間と場所の隔たりをも超えた結び付きについて描いたもの」と明かしている。12 歳・24 歳・36 歳と3つの時代を描くと共に、ソウルとニューヨークの国境を越えて繋がる、“縁ーイニョンー”。本作は、24 年ぶりのノラとヘソンの再会の物語でありながら、36 歳の現在、NY でノラと人生を共にしているアーサーも含めた 3 人の“縁”に纏わる物語である。ソン監督はこの物語を“愛”だと語り、「愛とは、相手のことを尊敬し、その人生を理解してあげること。守ってあげる価値がある、存在する価値があると理解してあげることです」。お互いを理解し尊重すること、即ちお互いを愛すること。『パストライブス/再会』は、“縁”によって繋がった者同士の、“愛”についての映画である。
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