2009年に劇場公開され、興行収入20億円を記録した映画『ドロップ』。その後日談、累計600万部超えの大人気コミック『OUT』(原作:井口達也/みずたまこと 秋田書店「ヤングチャンピオン・コミックス」刊)が10年の時を経て遂に実写映画化。2023年の撮影、劇場公開を控える。
監督・脚本は、自身の青春時代を綴った小説を映画化した『ドロップ』で長編映画監督デビューを果たし、『漫才ギャング』(11)、『サンブンノイチ』(14)、『Zアイランド』(15)など多数の作品を手掛ける品川ヒロシ。『ドロップ』から約10年の時を経て再びヤンキー×アクション×友情の物語に挑戦する。原作は、品川ヒロシ監督の中学からの友人である、井口達也。自身の青年時代を詰め込んだ実録物語である。
『ドロップ』では水嶋ヒロが演じ大活躍した“狛江の狂犬”井口達也が、本作『OUT』では17歳になり、地元を離れて新たなる仲間とともに紡ぐ凄絶な青春の日々が描かれる。ふたりは、『ドロップ』をきっかけに再会し、「品川が監督で映画にしたい」という井口のラブコールから、この度遂に実写映画化が実現することとなった。
少年院から出所した井口達也は、西千葉で焼肉店を営む親戚に引き取られることとなった。更生への期待を胸に見知らぬ土地での生活が始まった達也だが、なんと出所初日に、暴走族・斬人副総長の安倍要とタイマンで喧嘩をしてしまう。喧嘩には勝ったものの、少年院に戻りたくない達也と、負けたことを知られたくない要は、この喧嘩を秘密にすることで合意、ふたりは交流を深める。この出会いから達也の壮絶な更生生活が始まってゆく──。
「キャラクターの魅力を活かしつつ、見ていて興奮するような、そして日頃の鬱憤を吹き飛ばすようなアクション映画にしたい」と意気込みを語る品川監督。井口達也は「外側にはみ出た若者達の世界が生々しくリアルに描かれているのが一番の魅力。原作漫画の生々しい世界観を、品川監督がどう昇華させるのか。沢山の方に観て貰いたい」。片岡秀介プロデューサーは「本作には、人間関係、行動力、承認欲求など現代社会が抱える課題を解決する突破口が溢れている。ヤンキーの根っこの部分の魅力が井口達也さんの「OUT」にはあり、その魅力を最大化させる品川監督の演出力で、勇気と希望を与え、社会の中で存在し続けるのがこの作品になる」。
そして本作撮影を前に、メインキャラクターのオーディション開催が決定!品川監督は、「若い役は若い時にしか出来ない。出演してくれる役者にとって、それ自体が若かりし日の思い出になるような作品にしたい。熱量の高い人を待っています」とオーディションへの期待も高い。また、『ドロップ』に出演した、ピース綾部祐二さんから、同じく品川組キャストとなるオーディション参加者へ、遠くロサンゼルスより応援メッセージも到着!
本作の完成、続く豪華出演キャスト情報、そして劇場公開をご期待ください。
------------------------------
Ⓒ2023『OUT』製作委員会