4年ぶりにトム・クルーズが来日!こだわりの空撮について熱く語る『トップガン マーヴェリック』来日記者会見

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4年ぶりにトム・クルーズが来日!こだわりの空撮について熱く語る『トップガン マーヴェリック』来日記者会見2

全世界待望のスカイアクションムービー最新作『トップガン マーヴェリック』が、5月27日(金)からいよいよ日本公開。ハリウッドのベスト・オブ・ザ・ベスト、トム・クルーズが36年間誰にも企画を渡さなかった渾身のハリウッド超大作が、ついに劇場に!

この度、2022年最大の注目作である本作の日本公開を目前に控え、約4年ぶりにトム・クルーズが来日!来日記者会見が開かれた。
沢山の報道陣が待ち受ける中、登壇した主演のトム・クルーズ氏とプロデューサーのジェリー・ブラッカイマー氏。トムが「みなさんこんにちは。前作を作ってから36年が経ち、この作品をお届けするのに2年待たなければならなかった。ようやくこの作品を皆さんと共にすることができるということで、わくわくしているよ!是非大きなスクリーンで楽しんでほしい。」と挨拶。
今回続編を制作することになった決め手に関して「ファンの皆さんのためだよ!何十年も皆が待ち望んでくれていることはわかっていたけど準備ができていなかったんだ。戦闘機のコックピットに座っているような体験ができる作品にしたかったし、感動的なストーリーも必要で、その全てが揃うまで待っていた。映画を見てもらえればわかると思うけれど、F18の戦闘機の中にいるような感覚になれる映画ができた。ジェリー・ブラッカイマーが伝説的なプロデューサーであることは勿論なんだけれど、僕たちはストーリーや映画に対する愛を持っている。みなさんを楽しませることができる感動的な作品になっていると思うし、見たことのない体験をお届けできると思う。”生きること”を讃える作品にもなっているから、最初のトップガンを観た時のように最高だと思うような感覚が味わえるんじゃないかな。ただ続編を作るのではなく、前作を上回る作品をジェリーと共に作り上げたんだ。」と本作の出来に自信満々。
ジェリーも「トム・クルーズと仕事をする時はリアルな仕事をしなければならない。彼自身免許を持っているからね。トムは3ヶ月間のトレーニング期間を設けて俳優たちが戦闘機に乗れるように特訓した。俳優たちはGに耐性をつけるため、プロペラ機に乗り、曲芸飛行機に乗り、そしてジェット機に乗った。1Gが自分の体重として、彼らは撮影中7~8Gに耐える必要があった。そうまでしないとF18には乗れなかったんだ。最初のトップガンのときにも俳優たちをF14に乗せたんだ。そしたらトム以外の俳優たちは吐くか失神するかのどちらかで…。今回の映画では俳優たちは実際に映画の画面と同じように上昇下降、ターンを行なっている。トムは35年の間に最高のスタッフと仕事をしてきてスポンジのように彼らのいいところを吸収してきた。トップガンの中でもトムの知識や経験が表れていたと思うよ。」と本作の過酷な撮影事情を吐露。
トムあってこその本作だと語るジェリーに対し、トムも「彼は最高のプロデューサーだよ。若い時に多くを学ばせてもらえて幸運だった。ビバリーヒルズコップ、パイレーツオブカリビアンなど、何十年もの間最高の作品を排出し続けている。ジェリーの映画に対する情熱は衰えることなく、さらに熱くなっている。もちろん大変なチャレンジが満載の映画ではあったけれど、僕たちはそういう挑戦に挑むのが好きなタイプだからね。とても楽しかったよ。キャストも本当に頑張ってくれた。残念ながらここには来れなかったが、素晴らしい人たちであった。」と撮影にかけた熱意を語った。

<記者による質疑応答>
●前作以上に素晴らしい迫力のあるシーンでしたが、実際にどのように撮影されたのか。

トム「長いこと続編に関しては話してた。トップガンの続編を望む声に対し、曲芸飛行の訓練、P51という第二次世界大戦の時の飛行機に乗ってる時にもどういうことができるか、どのようなアプローチができるか、どのような物語を伝えることができるか、空撮の仕組みを常に色々考えていたよ。時間と共に技術も進歩し、『バリー・シール/アメリカをはめた男』や『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』という作品を経験した上でどのようなことができるかを研究したりもしたね。グリーンスクリーンは使わないことへのジェリーの賛同や、海軍の協力もあった。
空撮に関しては何度も練習をしなければならなかった。実際に空を飛びながらF18の中で撮影をするために、みんなに学んでもらう必要があった。海軍の協力により、実際の戦闘機を用いて何度も何度も再撮影をした。全員が努力をした結果、この作品ができたんだよ。プロデューサーとしても非常に問題が多い作品だったと思う。ああ、何時間も語ってしまう。」
ジェリー「映像だけ見ると楽そうに見えるかもしれない。でもとっても複雑で全く楽ではないんだ。トムは朝早く起きて撮影前に2時間ブリーフィングをする。彼らは本物のパイロットと飛ぶわけだが、飛んでる間は映像は見れない。降りてきてから確認して、またディスカッションが始まる。正しいものじゃないと、トムが説明し直して俳優たちがまたパイロットと飛ぶ。そういうことが何度も何度もあった。コックピットの中のいらないものを排除していき、なんとかコックピットの中に6台のカメラを入れたんだ。(トム「2度とやらないだろうね笑」)6台のカメラはトップガンのために開発してくれたソニーのカメラで、バッテリーと本体を切り離してくれたことで俳優たちは自分でカメラのボタンを押さなくてよくなった。カメラが落ちた時の保険などを海軍の弁護士と話し合ったり、15ヶ月かけて様々なプロセスを行ったよ。地上、コックピットの中、側面、別の飛行機からなど、最高で22台のカメラが回ってることもあった。これによりみなさんは一度も行くことがない世界かもしれないを体験できる映画になっている。ストーリーとキャラクターについても、何ヶ月もかけて語り合った。トムが沢山の知識と経験を持っているからこそこのような最高の映画ができたんだ。」

●36年間どのような努力をして今のトムに繋がっているのか。

トム「特別なことではない。非常にシンプルだが、一生懸命仕事をすることかな。なぜなら自分は夢を生きることができてる幸いな人間だから。僕は昔から色々な国でその土地の映画を作ったりしたかった。僕は常に人間に関心がある。人間が大好きで学ぶことが好き。行うこと全てで自分をもっと高めようと努力を続けているんだ。努力を続けていく中で必ず越えていかなければならない山がある。映画の作り手として有能であるよう努力をしている。ラストサムライの時は撮影前準備に2年費やしたね。刀の振り方など1年間毎日5時間勉強したよ。好奇心が旺盛なので学ぶのが好きなんだ。子供の頃から人間の仕組み、他の地域の文化に興味があり、幸いなことに自分はそれをスクリーンに投影できる。」
ジェリー「トムはスポーツ選手のようにトレーニングに励む。スタンとも自分でこなす。安全に、また最高のコンディションで臨めるよう鍛えている。とにかく我々2人は自分達の仕事が大好きなんだ。より良く、最高のものにしないと気が済まない。」
トム「ジェリーの姿勢を尊敬しているよ。」

●前作から36年。当時と今で変わったことは?

トム「チャレンジという面では観客の皆さんに続編を望まれている時にジェリーと何が求められているか考えていた。今回続編を作るにあたっては同じスピリットが必要だった。前作が一章なら今回は二章…同じトーンでありつつ異なる映画にしたかったんだ。一作目を皆で観て色々話し合った。郷愁、ノスタルジアに関しても。空撮したシーンをもっと大きく、野心的な作品にしたかった。常に観客の皆さんに楽しんでもらえるかを考えている。失望させたくないという想いも沢山あった。この作品を作るということは容易な選択ではなかったよ。期待していた公開日から2年待った。このような状況だからこそこの映画を見て笑顔になってほしい。劇場で席に着く時は端の方にだけ座るくらい前のめりでみて!」

映画『トップガン マーヴェリック』は2022年5月27日(金)全国ロードショー!是非劇場の大きなスクリーンで、トム・クルーズが自信をもって完成させた戦闘機の飛行体験を!

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配給:東和ピクチャーズ (C) 2022 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

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最終更新日
2022-05-23 17:00:00
提供
映画の時間編集部

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