ティム・ロスとクライヴ・オーウェン共演、フランソワ・ジラール監督最新作『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』が 12 月 3 日(金)より全国公開。
この度解禁された本編映像は、少年時代のドヴィドル(ルーク・ドイル)が、ヴァイオリンのライバルであるユゼフ・ヴェスクラー(シュウォルツ・ゾルタン)と即興ヴァイオリンバトルを繰り広げる白熱場面。二人が演奏するのはパガニーニが作曲した「24の奇想曲」。“超難解曲”という異名を持つこの最高難度を誇るヴァイオリン楽曲をお互いが弾き合い、その腕前を試し合うというもの。聴こえるのはヴァイオリンからの美しくも猛々しい旋律のみで、約1分間、一言のセリフもない。ラッパー・エミネムによるMCバトルが見どころの『8Mile』(2002)に勝るとも劣らない興奮シーンは映画館の音響で体感すれば鳥肌モノだ。演奏を終えた二人のドヤ顔も凛々しく、クールな場面ともいえる。しかし、その舞台は戦火を逃れた防空壕という悲しすぎる設定。愚かな戦争という悲劇も、本作の根幹をなす重要テーマなのだ。天才少年ヴァイオリニストのドヴィドルに扮したのは、イギリスのサウス・ウェールズ出身のルーク・ドイル君。8歳からヴァイオリンを弾き始め、ウェールズ国立青年オーケストラに最年少メンバーとして所属している。政府の奨学金を得て入学した名門ウェルズ・カテドラル・スクール内の学校劇で主役を演じたことをきっかけに、天才少年ヴァイオリニスト役を探していた本作の製作チームの目に留まり、ドヴィドルの少年期という大役で見事スクリーンデビューを果たした。
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