ピラール・パロメロ監督長編デビュー作『スクールガールズ』が新宿シネマカリテにて9月17日(金)より公開。
この度、新場面写真が解禁。主人公セリアの口紅が印象的なカットや、劇中重要な役割を果たすステレオを抱えるセリアの姿が解禁になった。1992年のスペイン・サラゴサが舞台の本作。「撮影に入る前に、どんな時代だったかという説明を受けました。教育やテレビ番組の内容、クラブでどんな音楽がかかり、どうやって踊っていたかも含めてです。今では考えられないことも多く、驚きもありました」と主人公のセリアを演じるアンドレア・ファンドスは語る。92年が舞台になったことについて、ピラール・パロメロ監督は「自伝的な映画ではありませんが、92年に私がセリアの年齢、つまり主人公の年齢だったことと重なります。バルセロナオリンピック、セビリア万博が開催された、スペイン近代史においても非常に重要な年でもあります。」と語っている。全編舞台であるサラゴサで行われた撮影に関しては、「撮影中にチーム全体で心がけたことは、女の子たちを助け、自由を与え、彼女たち自身でいられるようにすることでした。劇中出てくるほとんどの子たちにとって、映画に出演するのは初めての経験でしたが、とても意欲的で、喜んで参加してくれました。最終的にはキャラクターを演じるのですが、そのキャラクターは、彼女たちのありのままの姿に基づいています。それぞれの個性、反応や笑い方、性格などがほぼそのままスクリーンに映し出されています。彼女たちがとても勇敢で、とても寛大だったおかげだと思います。」と述懐した。また、本作をこれから観る人々へ、「何よりも、セリアが生きていることを感じてもらい、彼女と一緒に生きてもらいたいと思っています。思春期への扉を開ける過程での不器用さや悲惨さ、偉大さをもう一度感じてもらいたいです。願わくば、ご自身の思春期への道のりや、ご自身の両親にも10代の姿があったことに思いを馳せてもらえたらと思います。」とメッセージを寄せた。
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