講談社「週刊少年マガジン」で約8年にわたって連載され、単行本は全41巻で完結、累計発行部数は3700万部を突破している、大人気コミック『七つの大罪』。現在、最終章となるTVアニメ「七つの大罪 憤怒の審判」が絶賛放送中ですが、“最終章のその先”を描く、『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』が7月2日(金)公開!
この度、映画公開に先駆け、公開アフレコイベントを実施。
『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』公開アフレコイベントには、主人公メリオダス役・梶裕貴、ヒロイン・エリザベス役・雨宮天、そしてゲスト声優として作品を盛り上げるヒロイン・エリザベスの母であり、女神族を総べる“最高神”役・倉科カナ、メリオダスの弟・ゼルドリスに仕える魔神 A 役として麒麟の川島明が登壇。
アフレコでは、それぞれの掛け合いのあるシーンを披露。倉科は生で聞く梶、雨宮の演技に感動し、大興奮の様子をみせ、そんな倉科の反応に、梶は「生でこうゆうリアクションをいただくことはあまりないので、新鮮で嬉しいです」と喜んだ。そして、川島が登場し、梶との掛け合いを披露。川島に「もう少しゆっくり...」とアドバイスがあると「(公開アフレコの流れで)初めて注意されました」としょんぼりする場面も。アフレコ後には“声優、俳優、芸人”という異色の組み合わせによるトークを実施し、公開アフレコを終えての感想や、本作への思いや魅力などを語った。梶は「TV シリーズがスタートして 7 年。原作完結、アニメも最終章、そして 2 度目の劇場版を迎えられて感無量です。特に長年確執があったメリオダスとゼルドリスの 2 人が共闘するというお話が嬉しいですね」と笑顔をみせ、雨宮は「一つの作品で劇場版を 2 度もできるなんて嬉しいです。最高神とのシーンは原作にも描かれていない話なので楽しみでした」と映画公開を喜んだ。倉科は「『七つの大罪』は漫画もアニメも追い掛けていて、いちファンだったので、お話をいただいた時は夢かなと思うほど嬉しかったです。ビックリしました!」と心境を明かした。川島は「僕もファンだったので、この完成した世界に参加していいのか不安に思いましたが、魔神 A 役はちょうど良かったです(笑)」と語り、「なんといっても、原作者の鈴木先生が僕に寄せた魔神を描き下ろしてくださったので嬉しかったです。頂いた原画を何枚もコピーしたんですが、それを娘が塗り絵しています」と明かした。
また、梶は「お 2 人が原作を好きと聞いて嬉しいです。最高神は表情がよくわからないキャラクターなので、演じるのが難しいし、ものすごいプレッシャーだったと思います。美しく、無機質な感じを見事に演じてられてました」と絶賛。そして、「川島さんは似たキャラクターを描いてもらっていて羨ましい!本当にいい声で、今までキャラクターとして存在していたのではないかと思うくらいでした」とコメントした。雨宮は「倉科さんは最高神の絶対的な存在感を醸し出されていてすごいなと思いました。私自身声優をおこなっていて、語尾の着地が難しいのですが、倉科さん完璧にこなされていてビックリしました。経験がないのが信じられない!」と驚きをみせ、「倉科さんの声を聞いて、エリザベスも本気で挑まなければならないと感じました」と鼓舞されたと明かし、「川島さんは魔神族っぽいです!低音ボイスが素敵で、良い感じで悪さが出ていて(笑)ゼルドリスへの忠
誠心も感じ取れました」と褒めちぎった。一方、倉科は「本当に感動しました!ずっと画面で見てたお 2 人が隣で喋っている!と思うと...語彙力失いました」と感動し、川島は「空気の替え方、スイッチの入れ方がすごかったです。後から出るのに気が引けて、帰ろうかと思いました(笑)」とコメントした。
タイトル『七つの大罪』にかけて最近“罪なことをしてしまったな、やってしまったな”というエピソードはあるか尋ねられると、言ったもん勝ちと一番に手を挙げたのは倉科。「連絡の返信が遅れることが多くて...特に今は舞台もあって絶賛遅れ中です」と反省をみせる。雨宮は「とにかく食べるのが好きで。先日、誘惑に勝てず、ご飯と餃子を食べた後にバターしょう油ご飯を食べてしまいました。食欲の罪です」と明かした。梶は「お弁当でお肉とお魚と選べると悩んじゃうんです。頑張った日は半々で頂くようにしていて...甘えの罪ですね」と雨宮と同様、“食欲”に関する罪を告白した。川島は「娘に甘すぎる罪です。妻が言う“笑い事じゃないよ”って言葉を娘が気に入ったみたいで。僕に向かってお風呂上りに裸でお尻フリフリしてきた時に僕は笑うんですが、“笑い事じゃないよ”って言うんです。芸人の娘っぽくなってきました...(笑)そんな娘に甘いので甘やかしの罪ですね」と語った。
最後、劇場版の本作について尋ねられると、川島は「劇場版をみることで全ての謎が完結されました。ファンはポスターだけでわくわくすると思います。好きな作品に名前が載るのは本当に嬉しいです」と喜びをみせ、倉科は「アフレコは大変でした。最高神は“神”で人間でない。知っている感情表現とは違って、形があるのかないのかわからない存在でした。今までやったことのないチャレンジがたくさんできて、演出で“目を開く音”と
書いてあってビックリすることも。大好きな世界観を崩さないように演じました」とコメント。雨宮は「7 年もエリザベスを演じてきて、彼女から得たものがたくさんあると思います。今だから演じられるエリザベスを劇場版へ詰め込めました」と自信を見せた。そして、梶は「劇場版もアニメの最終話も収録が同じ時期で、一気に『七つの大罪』のピークがあって...アニメの最終回は最後のセリフの後 OK が出てから、寂しさが込み上げてきました」と明かし、「たぶん劇場で観たら、泣いちゃうんじゃないかなと思うくらい思い入れのある作品」と心境を語った。それぞれ、ついに迎える最後の物語、『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』への想いを語りながら、イベントは幕を閉じた。
© 鈴木央・講談社/2021「劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち」製作委員会