『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督と先日惜しくも91歳で亡くなった映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネがタッグを組んだ不朽の感動作『海の上のピアニスト』が1999年の日本劇場公開から20年の時を経て、色鮮やかな4Kデジタル修復版でスクリーンに蘇る。また、当時日本では公開されることのなかった、トルナトーレ監督が本当にやりたかった全てを描き切った170分にも及ぶイタリア完全版(HDリマスター)も待望の日本初公開。4Kデジタル修復版が絶賛公開中、また9月4日(金)からはイタリア完全版が公開。
この度、今広い世代で人気を得るアニメ「鬼滅の刃」の映画公開も控える声優・日野聡より、本作への熱い思いを語ったインタビューが到着致しました。さらに山寺宏一や新田恵海などの豪華声優陣からもコメントが到着!
◆日野聡 インタビュー
①本作への感想
スッと心が洗われ優しくなれる本当に美しい作品で、今回4Kデジタル修復版として劇場でまた鑑賞出来る事が嬉しい限りです!当時この作品を観て、何とも言えない感動で映画館を後にした記憶が蘇りました。改めてこの作品に触れることで、人生とは何か、人とは何か、触れるモノ、目に映る全てのモノ、耳に聴こえる全ての音、生きるということの本質と向き合いたいと思います。多くの方々に、鑑賞して頂きたい素晴らしい名作です。
②印象深いシーンや好きなシーン
『海の上のピアニスト』は、印象深いシーンが数えきれないほどあるんですよね。特に1番印象深く好きなシーンは、やはり最初にナインティーン・ハンドレッドとマックスが出会い、ピアノを演奏した船室のシーンです。改めてこのシーンを振り返ってみると、ナインティーン・ハンドレッドの人生そのものがこの1シーンにぎゅっと詰め込まれている気がして、見ていると笑顔と共に切なくなるんです。何度見てもインパクトがあり、心が惹き込まれるシーンですね。
③本作の魅力や見どころ
演奏シーンの迫力や美しさは勿論ですが、中でもこの作品の最大の魅力となっているのは、ナインティーン・ハンドレッドの純粋で真っ直ぐな生き方と演奏を通じて紡がれるマックスとの友情ではないかと思います。船上で産まれ、船上で育ち、船上こそが世界であるナインティーン・ハンドレッドにとって、マックスとの出会いはとても大きく、そんなナインティーン・ハンドレッドの心の機微、葛藤、生き方に、ぐっと惹きつけられてゆく…まさに全体を通してそこが見どころだと思うんです。
更に、そのほか豪華声優陣からもコメントが到着!
山寺宏一「映画史に残る名作!」
井上和彦「素晴らしい作品なので、たくさんの人達に見ていただけたら嬉しい。」
新田恵海「1900の奏でる美しい旋律と、切ないストーリーに引き込まれました。色鮮やかに蘇る名作。」
小松史法「美しい音楽、かけがえのない友情、奇跡のような人生、、、宝石のような煌めきを放つ映画。」
など続々と絶賛の声が上がっています。劇場の大きなスクリーンでご堪能ください!
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