モテない独身ダメ男・春田創一と、誰もが憧れる理想の上司・黒澤武蔵、イケメンでドSな後輩・牧凌太の三角関係をピュアに描いたラブコメディ『おっさんずラブ』待望の映画化、『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』。8月23日(金)よりドラマ版からのシリーズ完結編として全国で公開され、9月4日(水)、公開13日目で、観客動員数100万人、興行収入13.5億円を突破!劇場はドラマ版からの熱狂的な「O(おっさんず)L(ラブ)民(ファン)」、通称“OL民”待望の映画化ということもあり、リピーター続出の大ヒットスタートを記録しています!それを受けて、9月4日(水)、主演の田中圭、共演の林遣都、瑠東東一郎監督が参加し<大ヒット御礼舞台挨拶>を開催した。
公開後の反響について田中は「めちゃくちゃ面白かったと言われたり、『あなたの番です』の現場でも前原(前原滉)が観てくれて、面白かったと言ってくれた。ナインティナインの岡村(隆史)さんからも今日『メチャメチャ面白かったで』と連絡が来ました」と報告。林も「仕事関係はもちろんのこと、親戚・家族が観に行ってくれている。地元・滋賀県の映画館も混雑しているようで、母親の目の前に中学時代の担任の先生がいたそうです」と身近なところでヒットを実感していた。
SNSでファンから募集した好きなシーンを発表する企画では、3位が橋の上での春田と牧の場面、2位はサウナの場面、1位はラストシーンの春田と牧の場面という結果になった。第1位のラストシーンはクランクアップ日の早朝に撮影されたそうで田中は「瑠東ちゃんが本番前からウルウルしちゃって、それが遣都に伝染して俺にもきちゃって大変だった」としんみりした様子を回想。しかし林は「僕は『朝一からの撮影かよ…』ってなった」とクールな反応で、田中から「遣都もだいぶセンチだったよ!?」と指摘されるも、「そうでしたっけ?」と不思議そうな顔だった。
すると田中はサウナのシーンでクランクアップを迎えた際に触れて「最後の挨拶で僕がみんなに感謝の言葉を伝えたら、遣都が泣いた」と林の感涙を紹介。ところが「その後すぐに遣都に『泣いていたよね?』と聞いたら、『全然違うことを考えていて、圭君の話は聞いていませんでした』と言われた」と驚きの真実が暴露された。この衝撃的行動を起こした当の林は「正直ラストシーン撮影時はセンチではありませんでした。圭君の挨拶のときは、最後の挨拶なので当たり障りのないことを言っているな~と思った」と淡々。いきなりの批判に田中は客席に向かって「聞かせてやりたい!遣都の最後の当たり障りのない挨拶を!」と訴えていた。
観客からのQ&Aでは、ドラマ版から1年経った撮影現場の雰囲気に関する質問が出された。田中はキャスト&スタッフについて「家族じゃないけれど、家族みたいだし、友達だけれど友達じゃない、共演者だけど共演者じゃないみたいな。言葉では上手く言い表すことができないけれど、一体感とよくわからない絆みたいなものが生まれた」とチームワークの強さを強調。劇場版ゆえに新キャラの登場もあったが「ドラマとは違うパワーアップもあって、新しい人たちが『おっさんずラブ』の世界観にすんなりと入って来てくれたのは感謝。いいチームワークになった」と思いを述べた。
また田中は林に対して「『おっさんずラブ』がピュアなラブストーリーになったのも絶対的に牧という男を遣都が生きてくれたから。感謝しています」と本音を伝えて「どうせこれから先も付き合いは一生ものだと思うけれど、一つだけ言うとするならば、たまにズレているから気をつけろ。ホントに凄くズレているから気をつけろ!」とユーモア交じりにアドバイス。これに林は「そのズレているダメな部分もひっくるめて、圭君は付き合ってくれる人。圭君の周りにはいい人間関係があるので、私生活でも仲良くさせてもらっている。牧という役が沢山の人に愛される環境を作ってくれたのは圭君だし、牧を作ってくれたのは春田さん。その春田さんを演じてくれたのが俳優の田中圭さんだったから、迷わずにやっていけた」と返礼。続けて「俳優として春田役は他の誰にもできない役。尊敬の念を持っています。これからも変わらずにいてほしい」と思いを込めた。
最後に主演の田中は今回の大ヒットに「この作品は本当に様々な人に届くものが沢山あると思うので、まだ観ていない人も観たらいいのになぁと思う。『おっさんずラブ』に触れていない人に届けたいという思いがあるので、僕らもこれから映画館に観に行きます!すでに作品を観た方も、まだこの作品を知らない人を巻き込んで、もっとこの作品を盛り上げてほしい」とさらなる広がりに期待を込めた。
©2019「劇場版おっさんずラブ」製作委員会