世界最高峰の“キング・オブ・エンターテイメント”、『ライオン・キング』。それは圧巻の名曲の数々と、実写もアニメーションも超えた“超実写版”映像による、映画の世界に入り込むような未知の映像体験!すべての人に“生きる意味”があると気づかせてくれる壮大な物語が、この夏、全人類の心をふるわせる──。
7月8日(月)、【プレミアム吹替版声優発表イベント】を実施した。会場はキング・オブ・エンターテインメントの発表の場にふさわしく、映画の舞台になった動物の王国「プライドランド」の世界を再現。本作で劇中歌を担当する菅井美和と12名のゴスペルシンガーによる名曲「サークル・オブ・ライフ」の生歌唱とともに、サバンナを治める偉大な王ムファサを父に、“未来の王”としての運命に生まれ、そして立ち向かっていく主人公シンバ役に多才さと巧さを兼ねそろえる俳優・賀来賢人、サバンナを治める偉大な王ムファサの弟で、王座を狙うべく策略を巡らし暴君と化すスカー役に実力派俳優・江口洋介、自由気ままに生活し、「ハクナ・マタタ(くよくよするな)」の精神で陽気に生きるプンバァ役に個性派俳優・佐藤二朗、ちょっぴり口が悪くて怒りっぽいが、実は仲間思いで世話好き、プンバァの相棒であるティモン役に人気急上昇中のお笑い芸人亜生(ミキ)、シンバの幼馴染で、スカーの支配により危機が迫った王国を救うべく奔走するナラ役に声優・舞台・アーティストとマルチな才能を持つ女優・門山葉子が登場。星空が光る夜のプライドランドから徐々に太陽が昇り、朝日を浴びるサバンナを映し出す壮大な演出のもと、演技力・歌唱力を備えたプレミアム吹替版キャストが勢ぞろい!
<サークル・オブ・ライフ=生命の環>という不朽のテーマを見事に描き、世界中で愛され続けてきた『ライオン・キング』という作品で声優を務めたことに賀来は「小さな頃から大好きな作品。子供もいるので全身全霊でシンバをやらせて頂きました」と意気込みを語ると、オリジナル版でナラを演じているビヨンセに憧れていたという門山は「ビヨンセさんに憧れていたのでオーディションのお話を聞いて気合を入れて臨みました。合格を聞いたときは叫んだのと同時に、もしかしてドッキリなのかなと思いました」と初々しいコメント。すると佐藤がすかさず「ドッキリかもよ?」、亜生も「そこに落とし穴があったりして!」と、まさに楽しいことが大好きなプンバァとティモンのような掛け合いを披露し、会場の笑いを誘った。江口は、「セリフを秒数で言わなくてはいけないので最初はドキドキしたのですが、だんだんと映像に入り込んでいって、ライオンの瞬き一つにも意味を感じるようになりました」とアフレコの難しさを明かしつつ、「『ライオン・キング』は動物が人間社会を表現するからこそ感じられる素晴らしいエンターテインメント。最近は、こんなにも率直に父親と息子を描くドラマはなかなかありませんが、動物だからすんなり入ってくるのだと思います」とキング・オブ・エンターテインメントの魅力に迫った。『インサイド・ヘッド』に続き2度目のディズニー作品の吹替えとなった佐藤は「7歳の息子がいるのですが、普段はあまり教育上よろしくない役が多いので、また一緒に映画館に行けます」
と喜びを語りつつ、「『ライオンは寝ている』という曲で、同じフレーズを繰り返し繰り返し歌うのですが、段々ともう何を言っているのか分からなくなるんですよ!」と苦心したポイントを大きな声でアピール。ディズニーが大好きな兄を持つ亜生は「兄と一緒にいる時にマネージャーから『ティモンに決まりました!プンバァは佐藤さんです!』と言われた瞬間、兄が『なんでや!!』と。でも『ミキ一族として頑張ってこい』と送り出してくれました」と兄弟愛に溢れたエピソードを披露。昴生からは「お前はティモンの本質がわかっていない」という猛特訓を受けたことも明かした。
“超実写版”となる『ライオン・キング』について賀来は「初めての「吹替えがライオン。難しかったですが、シンバの表情がアニメーションではできないくらい繊細で、自分の感情を乗せてどんどん入り込んでいきました。後半、どんどんシンバの感覚が入ってきて、不思議な体験でした」と、実写とアニメーションを超えた本作をいち早く体験した感想を述べた。
最後に、「世界は皆で分かち合うものであり、お互いにつながっている。その中で他人のためにできることがきっとある」という〈サークル・オブ・ライフ〉がテーマということで、受け継いできたもの、受け渡したいものについて質問されると賀来は「祖父母や親からは、『ありがとう』と『ごめんなさい』を言える人間になりなさいと言われてきた。だから自分の子供にもそれを教えたい」、江口は「いつまでたっても父親は完成しないと思ってやっていきたい」とコメント。そして佐藤も真面目に「今まで唯我独尊でやってきましたが、人は人と繋がらないと生きていけないと50歳になって思いました。ふにゃっとした人でないと後輩も意見が言いづらいと思うので」と照れて変なポーズをとると、亜生がすかさず「真面目なフリですか!」とツッコミを入れ、まさに個性豊かなキャラクターそのもののそれぞれのコメントに、会場の期待感が一気に高まるお披露目となった。
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