ミュージカル映画史上No.2となる大ヒット映画『マンマ・ミーア!』は、ABBAのヒット曲で構成され、全世界でロングランヒットを記録した舞台の映画化で、花嫁のソフィ(アマンダ・セイフライド)が、ヴァージンロードをパパと一緒に歩きたいと、シングルマザーのドナ(メリル・ストリープ)に内緒で、結婚式に自分の父親かもしれない母親の元恋人3人を招待したことで巻き起こる大混乱を描いたミュージカル・ラブコメディ。その前作から10年―続編となる『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』が8月24日(金)に日本公開を迎えます。
イギリスでの公開を今週末7月20日(金)に控えた現地時間の7月16日(月)17時、本作のワールドプレミアが、舞台「マンマ・ミーア!」の本拠地であるロンドンにて開催された。会場となったイベンティム・アポロは、“音楽の殿堂”と称され、1932年の開館以ビートルズやデヴィッド・ボウイ、ルイ・アームストロングなどもかつてコンサートを行った86年を超える歴史を持つ由緒あるホール。
当日は会場の前に120メートルにわたる鮮やかなブルーカーペットが敷かれ、ブーゲンビリアの花や、イルミネーション・ライト、ABBAをはじめとするディスコ音楽のDJなどにより本作の世界観一色に染まりました。さらに、世界中の期待を一身に集めるキャスト・スタッフ陣を待ち構えていたのは、映画の公開を待ち望む総勢1200人のファン達。さらに取材陣は地元イギリスをはじめヨーロッパ各国、アメリカ、アジアなど、世界各国からジャーナリストが多数集まり、ついに公開を迎える本作に世界中から寄せられる期待度を物語っていました。
ブルーカーペットに姿を現したのは、“歌で人々の心を歓喜させる”というコンセプト、そして若年層だけでなく、幅広いファン層を誇り、このたび本作の≪ジャパン・アンバサダー≫に就任したLittle Glee Monster(以下、LGM)。映画の世界観をイメージした爽やかな白いドレスで、世界から集まった報道陣の中、ファンの声援に笑顔で手を振りカーペットを歩きました。
そして『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』のキャストも続々と登場。前作からのオリジナルメンバー、アマンダ・セイフライド、ピアース・ブロスナン、ステラン・スカルスガルド、コリン・ファース、クリスティーン・バランスキー、ドミニク・クーパー、そしてもちろんアカデミー賞受賞のメリル・ストリープらが出席。そして本作から新たに加わったリリー・ジェームズ、ジェレミー・アーヴァイン、ジョシュ・ディラン、ヒュー・スキナー、アレクサ・デイヴィーズ、ジェシカ・キーナン・ウィンのフレッシュキャスト。さらに大御所のアンディ・ガルシア、グラミー賞受賞のシェールの2名に加え、前作から引き続き製作総指揮を務めたトム・ハンクスも登場。あまりにも豪華すぎるフルメンバー登場に会場は大いに沸きました。
メリル・ストリープ演じるドナの若き日を演じるリリー・ジェームズは「揺れるボートの上で歌い踊るシーンが大変だった」と撮影の苦労を語り「日本の皆さんともこの映画を共有できることを本当にうれしく思います。前作よりも“愛”も“喜び”もパワーアップしています」と日本へ向けてもメッセ―ジを送りました。
彼女をはじめフレッシュキャストも続々登場。ピアース・ブロスナン演じるサムの若い時代を演じたジェレミー・アーヴァインはLGMが自己紹介をした瞬間「知ってるよ!」と反応。「ピアースは僕の一番好きな“ジェームズ・ボンド”なんだ。彼の演じた役を演じるのはプレッシャーがあったけれど、皆と一緒に本当に楽しんで演じることができた」と語り、ジョシュ・ディランは「映画のオープニングナンバー、そしてエンディングナンバーがとってもスペシャルだよ!」「クロアチアでの撮影期間中は僕ら若手のキャスト達はずっと一緒に過ごしていたので絆が深まったんだ」と撮影期間中の思い出を語りました。
ヒュー・スキナー、アレクサ・デイヴィーズ、ジェシカ・キーナン・ウィンらフレッシュキャストの面々はLGMが日本で人気のヴォーカルグループと知るや否や、一緒になってLGMが歌う「ダンシング・クイーン」にあわせてノリノリでダンス。なんと彼女たちの歌声が会場のファンたちをも巻き込み大合唱となり、会場はハッピーな世界観に包まれました。
そして、最後に彼女たちの前に現れたのはグラミー賞、アカデミー賞主演女優賞どちらも受賞経験を持つ大御所・シェール。彼女もまたLGMの歌声に思わず立ち止まり「ブラボー!!この歌、すごく難しい歌なのに!!」と思わず驚きの様子を見せました。プレミアイベントを終えたLGMは「世界に通用するヴォーカルグループになることが目標でしたが、
このプレミアを経験してその気持ちが一層強くなりましたし、もっともっと海外の皆さんに歌を届けていきたいなと思いました。」と、興奮を隠しきれない様子で世界への手ごたえを口にしました。
会場の盛り上がりが冷めやらぬ中、プレミアイベントは幕を閉じ、その後に行われた上映会も3000人の来場者によりさながらライブのような盛り上がりを見せ、まさに“音楽の殿堂”に相応しいワールドプレミアとなりました。
(C)Universal Pictures