5月12日(土)より渋谷シネパレスほか全国ロードショーの映画『クジラの島の忘れもの』のポスタービジュアルが解禁。
本作は、日本とベトナムの国交樹立45周年を記念して製作されたラブストーリー。幼い頃母を亡くし、母との思い出を求めて沖縄にやってきた女性が、ベトナム人技能実習生との出会いを通じて次第に心を開き、未来への希望を取り戻していく、みずみずしい恋模様を繊細に描き出しています。
心に影を落とす主人公・愛美を演じるのは、『高校デビュー』で映画初主演を飾り、『雨にゆれる女』『悪魔』など話題作に多数出演の大野いと。愛美に恋心を抱くベトナム人の青年・コアにはスティーブン・スピルバーグ監督の新作『レディ・プレイヤー1』の準主役をオーディションで勝ち取った期待の新星・森崎ウィン。
今回解禁となるポスタービジュアルでは、大野いと・森崎ウィンの周囲を美しい空と海が円を描いて囲み、日本とベトナムが海を越えて遥か遠くでも繋がっていることを表しており、大注目のシンガーソングライターReN の主題歌「Umbrella」から引用したキャッチコピー「もしも願いが一つだけ叶うなら 君とずっと一緒にいたい」というフレーズから、2人のお互いを思う健気な願いが感じられ、感動と美しい愛の物語を予感させている。
監督は、沖縄出身で企業CMや短編映画、記録映像など様々な映像作品を手がけ、沖縄トップクリエイターとして活躍する牧野裕二。本作が長編映画デビューとなる。沖縄県の座間味村や那覇市、そしてベトナムでのロケーションを敢行し、国境を越えた恋愛模様を繊細なタッチで描いている。
【コメント】
<大野いと>
「ベトナムは今回の撮影で初めて訪れましたが、以前から行ってみたいと思っていた場所だったので、撮影でいける事になり嬉しかったです。とても暖かく、街に活気がありました。道ではいたるところで食べ物が売られていたり、バイクの数も凄かったところが日本とは全く違っていたりしてとても楽しかったです。
ベトナムでの撮影は、現地の方と一緒にお芝居をしたのですが、空き時間には、誕生日のお祝いの仕方を聞いたりと、日本との文化の違いに触れることができました。作品は、震災を経験した女性が主人公だったので、とても身が引き締まる思いでした。大好きな沖縄とベトナムの空気感の中で撮影し、主人公の愛美という役を自然に演じることができたと思います。沢山の方にこの映画を知って頂き、日本とベトナムの架け橋に一役かえたら嬉しいなと思いました。夢を見失った主人公が、いつか新しい夢を見つけて前向きになっていくところに共感していただけたらと思います。お仕事を頑張っている人や、何かに向けて走っている人、でも同時にきっと沢山の迷いや苦労があると思います。そんな人達に、この映画を見て頂き、上を向いて前向きな気持ちになっていただけたら嬉しいです。ベトナムや沖縄の素敵な景色も沢山出てくるので、ベトナムに興味がある人にも観て頂きたいです。」
<森崎ウィン>
「今回初めてベトナムに行ったのですが、どこか懐かしく感じました。10才までミャンマーにいたからだと思います。ベトナムでの撮影時に印象に残っているのが、現地の方のパワフルな想いと底抜けの元気さです。タイトな撮影スケジュールで疲れ始めていたのにも関わらずパワーをもらったことですね!言葉は通じ無くとも想いは何らかの形で人に届くんだと改めて実感させられました。今回コアを演じる上で正直凄く苦労しました。時代も国籍も性格も違うので僕なりに下調べをたくさんしました。そこで見えてきたものが現代には数少ない純粋で透明な愛の形を凄く感じたんです。特に心を洗い流したい時に、是非劇場に足を運んで欲しいなと思います。」
<牧野裕二監督>
「実話を題材にした映画という事で、いろいろなことを深く考える機会となりました。心に傷を負った女性が、徐々に再生し、そして成長していくという物語ですが、この難しい役柄を私の想像を超えて演じきってくれた大野いとさん、純朴かつストレートなベトナム人青年役を好演してくれた森崎ウィン君、脇をきっちりと固めてくれた役者陣、そして長編初監督の私を支え、共に映画を創り上げて頂いたスタッフの皆さんに大変感謝しております。劇場に足を運びご覧頂けると幸いです。」
©クジラの島の忘れもの製作委員会