流転の地球 太陽系脱出計画 作品情報
るてんのちきゅうたいようけいだっしゅつけいかく
そう遠くない未来に老化した太陽が膨張し太陽系が消滅すると予想され、来るべき事態に備え、地球連合政府による1万基にも及ぶロケットエンジンを用い地球を太陽系から離脱させるプロジェクト“移山計画”が始動。人類存亡の危機が迫り、各国の思惑は交錯し、内紛や争いが相次いで勃発した。そんな中、亡き妻への想いを胸に宇宙へと旅立つ飛行士リウ、禁断のデジタル技術により事故死した娘を蘇らせようとする量子科学研究者トゥー、大きな決断を迫られる連合政府の中国代表ジョウは、危険を顧みず自らの使命に立ち向かっていった。多くの犠牲を払いながらも、地球と人類の存亡を懸けた壮大な作戦が始まる。
「流転の地球 太陽系脱出計画」の解説
SF小説『三体』でヒューゴー賞を獲得したリウ・ツーシンの短編小説を実写化した「流転の地球」の前日譚。太陽系消滅に備え、1万基にも及ぶロケットエンジンを用い地球を太陽系から離脱させる“移山計画”が始動。地球と人類の存亡を懸けた最終決戦が始まる。前作「流転の地球」に続きグオ・ファンがメガホンを取り、原作者リウ・ツーシンは製作総指揮としても参加。宇宙飛行士リウを「戦狼 ウルフ・オブ・ウォー」のウー・ジンが、量子化学を研究するトゥーを「バーニング・ダウン 爆発都市」のアンディ・ラウが、国際地球政府中国代表大使ジョウを「サンザシの樹の下で」のリー・シュエチェンが演じる。2024年第96回アカデミー賞国際長編映画賞中国代表作品。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2024年3月22日 |
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キャスト |
監督:グオ・ファン
原作:リウ・ツーシン 出演:ウー・ジン アンディ・ラウ リー・シュエチェン シャー・イー ニン・リー ワン・ジー シュ・ヤンマンツー |
配給 | ツイン |
制作国 | 中国(2023) |
上映時間 | 173分 |
公式サイト | https://rutennochikyu.jp/ |
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。
P.N.「太陽システムから流転システムへの移行」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-04-04
かなり、真面目にSFに挑んだクオリティの高い作品。
『マトリックス』が、創造主のコンピューターの世界から、飛び出し、聖書の救世主の様に、展開するのに対し。
何代も先を見越して、今を生きる中国の風習を、生成AIの世界に取り込み、人間の世界から、創造主のコンピューターの世界に展開して行く。
かなり、中国らしく、年代を重ねて行くので、かなり長時間になる。
半世紀後の未来だが、思いの外、飛び抜けた
技術は無く、地球の危機を救う最終手段が、日本の特攻隊の如くが興味深い。
宇宙エレベーターが、筒状の透明な従来からあるタイプではなくケーブルを上昇するタイプであるが、その実現性に疑問も残るし、そもそも、地球の自転や月の配置、太陽系のバランスが、未知数であり、かなり、翔んだ内容。
日本の伝承記には、月は地球を産み、地球は、太陽を産んだと言う下りもある。
ただ、本格的な、作り込みは圧巻のスケール。エピソードが、ハリウッド風で、もっと、中国でしか描けない世界だと最高だけど、宇宙モノだから、そこに寄せたのかな?