P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- なし
- 投稿日
- 2024-08-18
レイモンド・ブリッグズの風が吹くときを踏まえたクリストファー・ノーラン監督作なので核兵器開発者の苦悩が滲み出た傑作
おっぺんはいまー
総合評価4.33点、「オッペンハイマー」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
レイモンド・ブリッグズの風が吹くときを踏まえたクリストファー・ノーラン監督作なので核兵器開発者の苦悩が滲み出た傑作
何度も本篇を観て関連本も読んだと云う人やクリストファー・ノーラン監督のSF映画インターステラー好きな青年に会った,アニメーション映画風が吹くときを観賞して本監督がインスパイアされたとも聴く。だから今日は本篇を観に行こうと想う。猛暑で外出を控えよとの警報が発令中の中でも
はっきり言って退屈。
1時間で飽きた。
本なら読めるけど、映画で行ったり来たり、時系列が混乱する。
TENETを見てる時も同じ感想だった。
支離滅裂な人のストーリーテリングみたいです。
日本人としては原爆投下後の広島と長崎の惨状を見て人間として苦悩するオッペンハイマーの姿を想定してこの映画に臨んだが実際には違っていた。原爆投下は詭弁であしらわれていた。
人間オッペンハイマーの周囲に居る科学エリート達は共産主義者があまりに多い。それは世界大恐慌の震源地となったアメリカ国内での資本主義への幻滅が当時のエリート層に浸透しており軍関係者は将来の敵となることが確定している共産主義国ソ連へ原爆の機密情報が洩れることをなによりも恐れていた。
そしてやがてそれが現実となりソ連は1949年に原爆を1953年に水爆を開発してしまいアメリカは自ら開発した核兵器に対する恐怖に震え犯人捜しに狂奔し1954年彼の聴聞会に至る。
この2点を押さえていないと尺が180分あっても字幕を追うだけで終わってしまう。この映画の描き方には怒りを感じるがアメリカの視点と本音を知る上で大変有意義な映画だった。
どうせならローゼンバーグ夫妻事件についても描いて欲しかった。ルーズベルト(左)からアイゼンハワー(右)へアメリカ社会の揺り戻しがこの映画の主題だったように感じるからです。
オッペンハイマーを観て、とても感動した。これはあらためて人間とは何か、戦争とは何かについて考えさせてくれたからだ。私はこの映画を観ながら、スクリーンを通して伝わってくる優しさがなんとも心地よいと思った。最高のエンターテイメントと言うべきろう。素晴らしい作品だ。
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
映像美と音響の迫力は、IMAXをおすすめしたいが、作品は、正に、人間の物語でもあるので、どんな映画館でも、作品の世界は、堪能できます。
IMAXカメラで撮影された作品と言うことで、私もIMAXシアターで鑑賞しましたが、圧巻の映像美と音響に堪能できましたが、やはり、人間の物語にとっても興味がわきました。
核、物理学と言うより、人間、どう生きるべきか?
日本に核を投下したアメリカでさえ、そこに、人間の駆け引き、ドラマがある。
被爆国であると共に、その日本は、その時代、国内では、権力争い、海軍、陸軍でも、駆け引きがあり、日本国民でさえ、その犠牲にあっていた。
今、世界の戦争でさえ、自国民への犠牲を強いている。
核投下の物語を理解した時、結局、どの戦争に於ても、自国民を犠牲にしていて、やがて、アメリカは、ベトナム戦争へと向かった。
核でさえ、日本は、開発したから、先手をうち投下されたとも言われている。
絶対な悪は存在せず、相対的、私たちがどう考え、平和を実現するかだ。
核爆弾の映画と言うより~宮崎駿の風立ちぬ、ミロス.ファマンのアマデウスでした!音響の良い映画館がお勧めです!
オッペンハイマーの人物像がかなり映画向きとも言える。
オッペンハイマーは、愚直とも言うべき、実直な少年の様な敏感さで、
ナイーブ
妻キティは、本質を見極め、状況に敏感な、
センシティブ
精神科医のジーンは、感情移入して、自分の感情に過度に敏感な、
デリケート
その敏感さの更に、対岸、
トリニティを超えて、無知の知に、敏感な、アインシュタイン。
オッペンハイマーは、日本に、原爆を落とした原因を作った人物でもあるが、アメリカの理想像を歩む人間でもあり、当時の大頭領も、中国寄りで、ソ連との関係も怪しく、日本に於ても、北朝鮮、ミャンマー、イスラエル、ロシア対ウクライナの様に、自国民を犠牲にした軍国主義の時代。
真実の光、無知の知、絶対領域からすれば、すべての出来事は、相対的。
アインシュタインの様に、常に、疑問を抱き、無知の知、光の流れに生きなければならない。
情報が開示され、あの時代、すべてが、相対的であり、絶対的でないことを知る。
緊張感ある音楽や効果音に加えスピード感溢れる作品。
本年度ベスト!!
ぶっちゃけ広島に原爆を投下する作品ってどうなの?
って思ってたけどかなり引き込まれてしまった。
3時間があっという間で終始釘付け!
音楽や効果音がホントに素晴らしい。
情報量が多いけど何とか乗り切って鑑賞出来た感じ(笑)
スピード感ある展開に飽きる事もなく鑑賞出来た印象。
オッペンハイマーが核爆弾の開発に熱くも苦悩する感じで彼の生き様を見せつけられた感じ。
核実験のシーンの迫力が凄かった!
爆発してから忘れた頃に爆発音や爆風が襲ってくるシーンが印象的。
原爆を作る人。
原爆を落とす人。
とちらに罪があるのか解らない。
広島に原爆が投下され、オッペンハイマーが国民から称賛されるシーンは複雑な感情となった。
ラストの地球が滅亡するかの映像にメッセージ性を感じる。
観て良かったと思えた作品。
関係ないけど最近、放射能源のコバルト60が発するチェレンコフ光を実際に見れた貴重な体験を思い出しました( ´∀`)
一度では難解。
再度観に行く。
スパイや赤狩りも予習が必要か?