異人たち 作品情報
いじんたち
夜になると人の気配が遠のく、ロンドンのタワーマンションに一人暮らす40代の脚本家アダム(アンドリュー・スコット)。彼は12歳の時に交通事故で両親を亡くし、それ以来、孤独な人生を歩んできた。そしていま、在りし日の両親の思い出に基づく脚本に取り組んでいる。そんなある日、アダムが幼少期を過ごした郊外の家を訪ねると、そこには30年前に他界した父(ジェイミー・ベル)と母(クレア・フォイ)が、当時のままの姿で住んでいた。足繁く実家に通い、心満たされるひとときに浸るアダム。やがて、固く閉ざしていた彼の心は、次第に解きほぐされてゆくのであった。一方、同じマンションの謎めいた住人、ハリー(ポール・メスカル)の偶然の訪問をきっかけに、アダムはハリーと恋に落ちてゆく。だが、その夢のような愛おしい日々は永遠には続かなかった……。
「異人たち」の解説
山田太一による長編小説『異人たちとの夏』を「荒野にて」のアンドリュー・ヘイが独自に翻案して再映画化。ロンドンのタワーマンションに一人暮らす脚本家アダムは、30年前に死別した両親と再会。至福の時を過ごす中、同じマンションの住人ハリーと恋に落ちてゆく。出演は、本作で第81回ゴールデン・グローブ賞 主演男優賞(ドラマ部門)ノミネート、第58回全米批評家協会賞で主演男優賞を受賞した「1917 命をかけた伝令」のアンドリュー・スコット、「aftersun アフターサン」のポール・メスカル、「SKIN スキン」のジェイミー・ベル、「ウーマン・トーキング 私たちの選択」のクレア・フォイ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2024年4月19日 |
---|---|
キャスト |
監督:アンドリュー・ヘイ
原作:山田太一 出演:アンドリュー・スコット ポール・メスカル ジェイミー・ベル クレア・フォイ |
配給 | ウォルト・ディズニー・ジャパン |
制作国 | イギリス=アメリカ(2023) |
年齢制限 | R-15 |
上映時間 | 105分 |
公式サイト | https://www.searchlightpictures.jp/movies/allofusstrangers |
(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
予告編動画
※音声が流れます。音量にご注意ください。
※一部ブラウザ・スマートフォンに動画再生非対応がございます。
ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、1件の投稿があります。
P.N.「価値観の考察についての②」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-04-25
原作が、『異人たちの夏』
あの世とこの世、日本人にとって、夏とは、お盆の時期の、異世界との繋がりを感じる季節でもあり、あの世とは、並行してある世界です。
イギリスなら、お盆にあたるハロウィンになると思うが、
なんだか、設定も、ステレオタイプで、酒・ドラッグ・ディスコ、ワンパターンを続けるから、そのループ上にいるとも言える。
ちょっと残念な作品になってしまったのは、死生観が、孤独、寂しい、私は、変わり者で、はみ出しものと言う死生観。
特別特別な人間はいませんが、誰もが、特別なオンリーワン、価値観だって、その時代で変わる。
けれど、自分にレッテルを貼れるのは、自分だけ、他人任せではいけない。
あなたが、選択し、あなたが、決めるのであって、他人が、レッテルを貼る権利はありませんから、あなたが望まないレッテルは、その他人のモノです。
あなたは、愛であり、愛であるから存在するのです。
作品としては少し残念でしたが、まあ、価値観の違いを考察できて興味深い時間でした。