リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング 作品情報
りとるりちゃーどあいあむえぶりしんぐ
1950年代半ばに彗星のように音楽シーンに現れ、後進のロック・ミュージシャンに多大な影響を与えた革新的黒人アーティスト、リトル・リチャード。だが当時のアメリカでは南部を中心に人種差別が激しく、音楽活動における承認欲求も長い間満たされずにいた。また、彼はゲイを公言する性的マイノリティーであり、陽気なキャラを演じつつ、人間的であまりに壊れやすい繊細な魂を持った人物であった……。1955年、『トゥッティ・フルッティ』の大ヒットで世に出ると、ヒット曲を連発して反権力志向の若者の心を掴むが、1957年、突如引退を宣言。そこから5年の“教会への回帰”を経て、復帰後はイギリス・ツアーを通じて無名時代のビートルズやローリング・ストーンズに決定的な刺激と影響を与えた。ピアノ演奏では左手でブギウギを、右手では打楽器的な打鍵を披露。激しいリズムを背景に、叫ぶように歌ったかと思えば、ピアノの上に立ち、衣服を脱ぎ捨ててステージを縦横無尽に駆けめぐる。現代では当たり前になっているパフォーマンスの数々が、約70年前にひとりの黒人シンガー・ソングライターによって開発されていたのだ。本作では、そんな彼の差別と偏見、栄光と苦悩の狭間で闘い抜いた魂の軌跡を、豊富なアーカイヴ映像、本人およびその親族や関係者、識者に加え、ミック・ジャガーやキース・リチャーズ、ポール・マッカートニー、デイヴィッド・ボウイらによる証言映像とともに詳らかにする。
「リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング」の解説
ロックンロールの創設者のひとりであるリトル・リチャードの知られざる史実と素顔に迫るドキュメンタリー。アーカイヴ映像や本人、関係者、著名ミュージシャンによる証言映像を交えながら、差別と偏見、栄光と苦悩の狭間で闘い抜いたその魂の軌跡が明らかになる。監督は「プレシャス」の製作総指揮を務めたリサ・コルテス。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2024年3月1日 |
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キャスト |
監督:リサ・コルテス
出演:リトル・リチャード ミック・ジャガー トム・ジョーンズ ナイル・ロジャーズ ノーナ・ヘンドリックス ビリー・ポーター ジョン・ウォーターズ |
配給 | キングレコード(提供:キングレコード) |
制作国 | アメリカ(2023) |
上映時間 | 101分 |
公式サイト | https://little-richard.com/ |
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予告編動画
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「ストーンはどう転がる?」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-03-19
苔むす庭園のストーンさえ、生命が息づいていなければ、存在しない。
ストーンとは、正に、礎、基礎である自己が確立し、揺るぎない信念の元に、行動するから、ローリングできる。
スマホ人間は、ローリングしてはいない、激流に流される小枝。基礎が無く、絶えず何かに踊らされている。
自己が自分に依っていないので、情報操作の網に引っ掛かり、楽を選択するから、やすきに流されたまま。
リトル・リチャードは、ゴスペルのシーンが別格、作品では、あまり評価は低いが、彼は、苦労の下積みがしっかりあり、礎があるから、ストーンが、ローリングする多彩な表現ができた。
ゲイでさえ表現の一部、揺るぎなき礎があるから多彩な表現ができる。
礎が、如何に大切かは?彼が、薬物に頼った時に証明された。
あなたは、揺るぎない礎を信念として確立ししなければならない。