一月の声に歓びを刻め 感想・レビュー 2件
いちがつのこえによろこびをきざめ
総合評価4点、「一月の声に歓びを刻め」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
P.N.「女性たちの船出、」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-02-26
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
映画に出てくる橋は、阪神淡路大震災の後、積み忘れた自転車をこいだ場所、そして、大阪での生活に一区切りして、兵庫へ帰宅する時、渡った橋。
その時、頭に、KANの♪愛は勝つが流れて来ました。
兵庫へ帰り、不安の中で教会の前のベンチに座ると前の飲食店から、外に向けて、ビートルズの♪レット・イット・ビーが流れて来ました。
前田敦子さんの歩き回る場所は、良く、散歩した場所で、どこかのお寺の前に、貼り紙があり、「じっと堪えよ、福寿草、やがて花咲く、春は来にけり」と言う言葉が、
困難状況、辛い時でも、何か、不思議な存在が、応援していると感じます。
生きることを諦めないで、是非、堪えることは、自分を強くすることと信じて生きて欲しいと思います。
不思議な巡り合わせの、ご縁の作品、ほんと、驚きです。
P.N.「女性たちの船出、」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-02-20
北海道、東京、大阪と、オムニバス形式で、女性の物語に焦点を当て、展開して行く。
最初は、失礼ながら、前田敦子さんの、今時な女性のストーリーかなと、鑑賞するつもりはなかったのですが、80近いカルーセル麻紀さんの渾身で挑んだ作品と言う記事を読んで、想像がつきにくい点が余計、興味を引きました。
カルーセル麻紀さんは、その存在自体が、役にピタリでしたし、北海道にいながら、まるで舞台劇の様な演出もなかなか、作品上、違和感なくはまっていました。
東京・八丈島は、離島と独特の閉塞感もしっかりと描かれていました。
オムニバス形式なんですが、やはり、主軸は、前田敦子さんの大阪が、ポイントのようです。
彼女のトラウマの様な、白黒の世界、感情を解き放して行くロードムービ風に展開、最後は、心なしか、明るいトーンに感じるかも?
全体を通して、女性讃歌、新たな船出を応援している様な作品です。
大阪の馴染みある場所に感動、カルーセル麻紀さんと言えば、殆ど鬼籍の方々の「ノックは無用」で、皆さんのザ・大阪の追い風が感じられる作品かも?