市子 感想・レビュー 6件
いちこ
総合評価4.5点、「市子」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
P.N.「大岸弦」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-01-10
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
おかっぱ頭の川辺市子は、3年間一緒に暮らしてきた恋人の長谷川義則からプロポーズを受けた翌日に失踪。
途⽅に暮れる⻑⾕川の元に訪れたのは、市⼦を捜しているという刑事・後藤。後藤は長谷川の目の前に市子の写真を差し出し「この写真は誰なんでしょうか」と尋ねると、「あんたの知っている川辺市子って人間は、存在せえへんのですよ」と告げた。
長谷川は後藤と協力し市子を探す決意をする。
幼少期に同じ団地に住んでいた幼なじみのさつき、高校時代の北、市子が同じバイト先で一緒に下宿していた友人キキらの話で、市子に妹がいたことや、違う名前、年齢など偽っていたことを知る。
長谷川は市子が置いて行った鞄の底の一枚の写真を発見、裏に書かれた住所を訪ねると、失踪中であった市子の母なつみにたどり着く。
「300日問題」により「無国籍児」となって育った川辺市子。なつみは筋ジストロフィーを患った妹・月子の戸籍を市子に使わせていたことが判明。
P.N.「人は希望がある限り強く生きれる。」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-12-18
世の中で、生き生きと生きている人々は、希望がある。
希望が打ち砕かれ、失意に陥ると人間は、呆気なく、生きる意味を見失う。
勝って兜の緒を締めよは、
夢が叶ったら、途切れず夢を描けと言う意味でもある。
人間、油断すると、奈落の底は、あっという間。
作品は、現代の格差社会のもたらす歪み、貧困、ヤング・ケアラーなどを盛り込んだ力作ではあるが、『万引き家族』には届かなかったのは、最後に希望がなかったこと。
どんな困難な状況にも、希望があり、光の道はあることが加われば良かった。
市子の我が道を行くでは、単なるわがままがまかり通ると勘違いしかねない?
人は、諦め無い限り、道はあるし、光が差す方へ導かれる。
失意に呆気なく亡くなる程人間は弱く、希望があれば強くも生きて行ける。
P.N.「ige」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2023-12-11
杉咲花さんの演技にメッチヤ引き込まれた作品。
本年度ベスト!!
ぶっちゃけストーリーは今一つだった感じだけど杉咲花さんが素晴らしかった!
個人的に主演女優賞を差し上げたい位の演技。
特にプロポーズのシーンで流す涙に自分も涙が流れてしまった(笑)
市子と名乗る女性の壮絶なストーリーの認識で鑑賞。
それより市子の周りの人達が彼女を支えている感じのシーンの比重が高かった感じ。
若葉竜也さん演じる長谷川が市子にプロポーズした翌日に彼女が失踪。
刑事の後藤と長谷川が市子の過去を究明しながら彼女を探すストーリー。
市子が失踪した理由に泣けるもののストーリーにはイマイチ乗れず。
杉咲花さんの演技だけを楽しんでしまった感じ。
お母さんが一番悪いと思うけど、なぜそうしてしまったのか?
もう少し詳しく描いて欲しかった印象。
よく解らないシーンもあり期待していただけに少し残念です( ´∀`)