P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-08-29
NHKCultureラジオゴシック小説論中で人工生命の中でエマ・ストーン主演の本篇や映画シェープ・オブ・ウオーターの監督の次回作フランケンシュタインに迄話が及ぶ
あわれなるものたち
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NHKCultureラジオゴシック小説論中で人工生命の中でエマ・ストーン主演の本篇や映画シェープ・オブ・ウオーターの監督の次回作フランケンシュタインに迄話が及ぶ
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かなり大胆な女優さんの姿に、度肝を抜かれる作品。
裸になろが、すべてを失おうが、心まで、支配させないのです。
いまだに、男性社会の世界は、戦争が絶えないのが証明しています。
そう言う、男性的な、理想、独裁、支配などを皮肉った作品。
ただ、男女平等と言っても、女性が、都合よく仕事を任せるのではなく、男性的な仕事、女性的な仕事が、向いているかどうかで考えないと、議論は平行線のまま。
小柄でも男性的な女性もいるし、大柄でも女性の様に優しい男性もいます。
男性的か、女性的かで、考えれば、本人らしい生き方もできるのでは?
「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーン好きで、その可愛らしい印象を引きずってしまっている私としては………なんとも言えない。この世界で起きているおぞましいアレコレや男女関係の滑稽さを皮肉るにあたって、あのストーリー展開とあの表現しか無かったのか???そもそも「哀れ」なのか???
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かなり世界に対する皮肉、風刺たっぷりな、フランス映画のような、ファンタジーを纏わせた、メルヘンチェックであるが、かなり、リアルなドロドロした内容である。
世界情勢や、世界に関心がないと、単なる感応映画と言う感想になるだろう?
スキャンダル大好きブラックなユーモアでチクリなイギリス風に仕上がっていると言える。
邦題は、意外とトンチンカンな訳にする作品(奇をてらい失敗する)が多いが、今作は、ほぼ、作品の内容と原題が、絶妙な訳になり、頷ける。
ベラちゃん最高です!自由を抑圧するものを破壊しまくるベラちゃん~超スケベ親父弁護士の精神を破壊~母(脳的には)の復讐のため軍人さんの脳を破壊!しかも~これ程、エマ.スト-ンの裸体を拝ませていたたげるとは思いませんでした!キラ-オブザフラワ-ム-ンのリリ-ブラッドスト-ンで決まりと思ってたオスカーでしたが~エマスト-ンの二回目のオスカ-あり得ます!
作品としては、本当、手が込んでいて、見応え充分。
世界の様々な問題を皮肉った内容、予想にはんし、アダルトな描写が多いのので、鑑賞相手の選択には、ご注意を!!
例えるなら、『ブラック・ジャック』なテイストに、『愛のコリーダ』をミックスして、欧米志向を纏わせた作品。
ブラック・ジャックは社会問題をベースに切り込む作品ですし、阿部定と言う女性も、多くの浮き名を流しかなり賢く世渡りした人物。愛のコリーダは、かなり際どいが、芸術作品としては、日本の粋な世界が堪能できる作品。
そんな日本のテイストを欧米志向にアレンジした作品で、よく仕上がっていますが、鑑賞相手の選択は、ご注意を、まず、一人での鑑賞をおすすめします。
本年度のアカデミー賞を総なめしそうな満足度高めの洋画。
本年度ベスト!!
エマ・ストーンさんが凄い!
体を張った怪演にビックリ!
出だしのぎこちない歩き方や喋り方も素晴らしかった!
天才外科医のゴッドウィンの特殊メイクが凄い!
傷だらけの顔がリアル過ぎ!
メイキング映像が見たくなる!
映像が凄い!
広角レンズを多用した映像に加え美しい映像が盛り沢山!
海上での映像がメッチャ美しく印象に残る。
音楽が凄い!
聴き心地が悪い音楽が多目なんだけど、その時のシーンにハマっててスリルや恐怖感が倍増した感じ。
本作はベラの成長物語って感じ。
出だしの体は大人なんだけど脳は子供の設定から、少しずつ脳が成長して行く感じが良かった!
その元々の脳の持ち主が想定外!
エマ・ストーンさんがベラが成長する過程を見事に演じていた感じ!
ラストのオチは予想と違ったけど大満足の作品だった!
本作のタイトル。
ベラの周囲の男性陣の事と自分的に解釈したけど合ってるかなぁ( ´∀`)