遠いところ 感想・レビュー 3件

とおいところ

総合評価5点、「遠いところ」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「SFライター」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2025-11-03

イメージ曲として、ファーストシーンに五木ひろしの「夜明けのブルース」(キャバクラ)、前半シーンにマドンナの「ギャンブラー」(マサヤ)、ラストシーンにグリーグの「朝」(水平線の朝日)が合うと思います。のコメントを見た。地上界で体験出来なかった四季・学校・鉄道に乗ることなど体験出来ればとも提案しました。五木ひろしの「愛の始発」も思いついた。「愛の始発」→「愛の海」「この町に今更未練なんかはないのです」→「この世界に」。「明日の始発に飛び乗るのです。二人で遠くの街に行くのです」→「夜明けの海に飛び込むのです。二人で遠くの世界に行くのです」。「この愛を一生守って行こうと」→「永遠に守って行こう」(特に注目,分かりやすいですね」。「あなたは仕事と友達を捨て、私は長年住んだ家をすて」→「この子は施設と職員を捨て」。「命を懸けても悔いない恋に出会った二人は幸せなのです」⇒ラストシーンで首までつかり子供を笑いながら抱き上げた。歌の歌詞が悲しみから幸せに移るのに例え、アオイの表情が悲しみから笑顔(幸せ)に変わった、即ち、二人永遠に一緒で幸せな世界へ行くことである。一つ感服したのは、アオイは歌の歌詞の通りこの世に未練がないと思っても、道端に倒れている親子に「大丈夫?」と聞いてあげた。父は自分に悪い例として、猫が魚を取らないか見ているように言われて、ただ傍観していたということを教えた。まさに「立つ鳥跡を濁さず」だ。その前にホースで飲んだ水が地上界で最後に口に入れたものと思えた。そして、子連れの入水が地上界において母子最後の苦しみとなった。

P.N.「心理イメージャー」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2025-11-01

アオイが施設から子共を奪う時、寂しくさせたことや、これから残念なとこへ連れて行く意味で「健吾ごめんね!」といった。自分が健吾のなら、別世界で言葉を話せるようになって、「お母さんは地上界で最善を尽くした。世界一の母だ!」と言う。婦警の取り調べの時とは反対にと言うか。あるコメントのように、別世界で衣食住など不自由せず、海音も一緒に綺麗ないい家に住み、いい服を着、風呂も広くみんなで肌を見せ合い触れ合って入ることだろう。地上界で体験出来なかった学校・旅行・四季なども母と共に体験出来ればと言うのもあった。地上界での体を売るための混浴に対し、愛する息子や親しい友人と一緒に入る風呂はどんなにいいだろう。ニライカナイは不老不死と言われるので、アオイや海音はいつまでも若く、子供はアオイや海音と同じくらいの年まで成長するだろう。健吾は成長しても恥ずかしがらず一緒に風呂に入ると思う。体の洗い合いなども含めて。最愛の息子としてアオイは嫌がらないはずだ。ニライカナイにも四季があると思えば、寒い冬にみんなで暖かい風呂に入るのは特にいいと思う。健吾がアオイの背中を流すとき、刺青を指して「これ落ちないよ!」と言うとアオイは「それは入れ墨だから落ちなくていいのよ。」と言う。健吾が思春期になって、3人の湯船での場面として健吾はアオイに「お母さん、金髪と入れ墨とてもセクシーだよ!海水浴やプールなど水着の時も目立つけど。」と言うと、アオイは「ありがとう。これからもずっと3人一緒にお風呂に入ろうね!」と。健吾と海音が「うん」とうなずく。アオイが健吾を抱きしめる。健吾は「お母さんの体気持ちいい!」と言う。健吾は照れて顔が赤くなる。アオイは健吾に「ここは別世界だし、母子だから照れることないのに!」と言う。海音が笑いながら「お風呂は裸の付合いよね。それ以外での裸はいい感じしないけど。」と言う。健吾とアオイがうなずく。健吾は「そういえば、地上界で最後の朝もこうやってお母さんに抱かれて海に沈んで行ったね。溺れる時はかなり苦しかったけどお母さんも同じだよね。この世界に来て本当に良かった、地獄の地上界に対してここはまさに楽土だよ。」と言う。アオイの目から涙が出て「よく理解してくれたね。」と言う。親子愛(家族愛)はさらに深まる。海音は、自分が地上界から旅立ったことを思い出す。別世界でいつまでもいい家族で!

P.N.「TA/Star」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2025-07-04

働かず酒やギャンブルの為、妻から金を脅し取る夫マサヤ。夫のDVに苦しむ主人公、17歳のアオイ。幼い息子がいる。アオイが「働け」と言うと、けんか腰になる夫。子供の世話もしようとしない。自分がアオイの立場なら「働いて金を稼ぐ能力がないのなら、せめて子供の世話ぐらいはし、ギャンブルはやめ、酒は控えめにしたらどうだ!」と言うだろう。両親に見放され、警察の調べで未成年でキャバクラで働けなくなり、夫が暴力事件を起こし、自分が示談金を払うことになり、体を売る羽目になる。ラストは施設から子供を奪い返し、子供を抱えて共に海で眠ろうと入水。朝日がニライカナイへ招いたと思う。そこで二人は安らかに。ある人のレビューのごとく、健吾に笑いかけるシーンと映画のポスターの朝焼けをバックで、引き返したと考えても地獄続きと思う。別の人のレビューのように、2人は戻らずニライカナイへ行ったと考えた方がすっきりする。又、神が2人を招くシーン(出来れば、ニライカナイまで行くシーンも)があれば、ハッピーエンドに思える。

最終更新日:2025-11-06 11:00:02

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