658km、陽子の旅 作品情報
ろっぴゃくごじゅうはちきろめーとるようこのたび
東京で孤独な引きこもり生活を送る青森県弘前市出身の陽子(菊地凛子)は、42歳独身、人生を諦め、なんとなく過ごしてきた就職氷河期世代のフリーター。ある日、かつて夢への挑戦を反対され、20年以上断絶していた父が突然亡くなったとの知らせを受ける。従兄の茂(竹原ピストル)とその家族に連れられ、渋々車で弘前へ向かうが、その途中、サービスエリアでトラブルを起こした子どもに気を取られた茂一家に置き去りにされてしまう。弘前行きを逡巡する陽子だったが、所持金もないため、やむなくヒッチハイクで北上することに。だが、出棺は翌日の正午。故郷に向かう一夜の旅で出会う人々。毒舌のシングルマザー(黒沢あすか)、人懐こい女の子(見上愛)、怪しいライター(浜野謙太)、心暖かい夫婦(吉澤健、風吹ジュン)……。そして、その前に立ちはだかるように現れる若き日の父の幻(オダギリジョー)により、陽子の止まっていた心は大きく揺れ動いてゆく。冷たい初冬の東北の風が吹きすさぶ中、果たして陽子は、出棺までに実家に辿り着けるのか……。
「658km、陽子の旅」の解説
熊切和嘉が菊地凛子を主演に迎えて贈るロードムービー。東京で孤独な引きこもり生活を送る女性・陽子は、長年断絶していた父の訃報を受け、ヒッチハイクで故郷・弘前への旅に出る。その途中、様々な人との出会いを繰り返しながら、自分自身と向き合っていく。共演は「サバカン SABAKAN」の竹原ピストル、「親密な他人」の黒沢あすか、「レジェンド&バタフライ」の見上愛、「雑魚どもよ、大志を抱け!」の浜野謙太、「ぜんぶ、ボクのせい」のオダギリジョー。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2023年7月28日 |
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キャスト |
監督:熊切和嘉
出演:菊地凛子 竹原ピストル 黒沢あすか 見上愛 浜野謙太 仁村紗和 篠原篤 吉澤健 風吹ジュン オダギリジョー |
配給 | カルチュア・パブリッシャーズ |
制作国 | 日本(2023) |
上映時間 | 113分 |
公式サイト | https://culture-pub.jp/yokotabi.movie/ |
(C)2023「658km、陽子の旅」製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、2件の投稿があります。
P.N.「ige」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2023-08-16
コミュ障の女性が658㎞の旅で自分の殻を破って行く感じの邦画。
本年度ベスト級。
菊地凛子さん目当て。
そんなに思い入れのある女優さんでは無いけど彼女の演技に引き込まれた。
コミュ障で人に会うことを避けながら生活している42才の陽子。
ある理由で断絶していた父が他界。親戚の車で青森まで葬儀に向かうストーリー。
スマホも壊れ僅なお金しか持っていない陽子。
高速道路のサービスエリアで親戚とはぐれヒッチハイクで青森まで向かう展開。
コミュ障の陽子が他人にヒッチハイクを頼む事が難しい中、色んな人に出会い助けられ青森まで向かうロードムービー。
良い人ばかりではなく悪い人もいる中、終盤で陽子が自分の殻を破って行く感じに引き込まれる。
感謝の気持ちを言葉では無く握手するシーンが印象的。
今まで喋る事もままならない陽子が全てを吐き出す様に喋る姿に泣ける。
ヒッチハイカー役の小松菜奈さん似の見上愛さんが可愛くて印象に残る。
スマホ等の位置情報も無いのに目的地まで辿り着いたのは凄いと思いました( ´∀`)