P.N.「女性から観る愛の本質。」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-11-20
愛とは何かを明らかにする作品。
本映画は、イタリアの閉鎖性を象徴する事件とも言われているが、
よく観察すれは、愛に生きる女性が、強く逞しく、キリスト教の影響を垣間見るベースラインがあり、閉鎖性もその為だろう?
けっこう拝金主義な場面が多く、カトリックと言うより、プロテスタントで現実的な生き方に重点が置かれているように思える。
何はともあれ、他を思いやる気持ちが強い女性たちが、しっかり、自立している。
マザコンなイタリアにあり、母なる女性は、わざわざ男女平等を謳わなくともしっかり、自立している。
アルドも、エットレの存在により、愛とは何かを知り、目覚める。
今まで、多くの若者を傷つけた因果応報により、罪を償うが、
エットレは、愛とは自然に体現し、愛に生きるが故に、事件後も強く生きて行く。
その愛が本物なら、人は強く成れる。
どんな形の愛であれ、本物なら、エゴで生きないあなたは、強く成れるはずである本物ならば、それを明らかにした事件である。