桜色の風が咲く 作品情報
さくらいろのかぜがさく
教師の夫(吉沢悠)、3人の息子たちとともに関西の町で暮らす令子(小雪)。末っ子の智(田中偉登)は、9歳のときに失明しながらも、家族の愛に包まれて天真爛漫に育ってきた。令子の心配をよそに、東京の盲学校で高校生活を謳歌する智であったが、18歳で聴力も失ってしまう……。暗闇と無音の宇宙空間に放り出されたような孤独にある智に立ち上がるきっかけを与えたのは、令子が彼との日常から見出した“指点字”という新たなコミュニケーション手段であった。勇気を持ちながら困難を乗り越えていく母子の行く手には、希望に満ちた未来が広がっていく……。
「桜色の風が咲く」の解説
9歳で失明、18歳で聴力を失いながらも、世界で初めて盲ろう者の大学教授となった福島智の半生を映画化。全盲ろう者となり、暗闇と無音の宇宙に放り出された智。そんな彼に立ち上がるきっかけを与えたのは、母・令子が智との日常生活から見出した“指点字”であった。出演は「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの小雪、「朝が来る」の田中偉登、「エキストランド」の吉沢悠。監督は「パーフェクト・レボリューション」の松本准平。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2022年11月4日 |
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キャスト |
監督:松本准平
出演:小雪 田中偉登 吉沢悠 吉田美佳子 山崎竜太郎 札内幸太 井上肇 朝倉あき リリー・フランキー |
配給 | ギャガ |
制作国 | 日本(2022) |
年齢制限 | PG-12 |
上映時間 | 113分 |
公式サイト | https://gaga.ne.jp/sakurairo/ |
(C)THRONE / KARAVAN Pictures
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、1件の投稿があります。
P.N.「それでも、受け入れていく…。」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2022-11-09
タイトルへと繋がるストーリーは、かなり地味な演出で、地味な仕上がり。
だからこそ、日本の医療が、未だに、片寄った治療を行い、権威に寄っ掛かった、最先端なんて言えないお粗末さまを私たちに、露呈する。
メンタル抜きの医療の行き詰まり感が、歯がゆい、実際に、そう。
自分に、乗り越えられない問題は、起きない。
だから、極力、抗わず、戦わず、受け入れて、前向きに生きる姿勢が大事。
不思議だが、私が知る限り、
障害者を背負う家庭は、裕福な家庭は多いし、それなりの経済的がある。
だから、人間は、生まれる親を選んでいるとも言えるし、その器に添わない、問題も本人に訪れない、極力、
抗わず生きる事で、生きやすくなる。
どうしても、戦わずにいられない人間、医学も大切だが、先ずは、自分を信じて、忍耐強く、抗わない術を学ぶべきです。
映画に寄り添うピアノ(辻さん演奏)はベートーベンの悲愴のタイトルで知られる作品、私には、美しい、アリアにしか聴こえない。
抗う人間には、悲愴
受け入れる人間には、アリア
そう言うことなのかもしれない?